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契約 ページ40

「紕閠、北の闇鬼が人間と契約したという噂を耳にしたのだが、それは本当なのか?」

リクエスト通りの肉じゃがを突きながら創志郎さんの話を聞く。
なんだそれは…契約なんてできるのか…

「聞かへん方がええで。得なんかあらへんし」
朱陽さんがつまらなさそうに言った

「どうやら事実のようです。契約者はまだ子供だと聞きました」
子供ねえ…


「その〜…契約ってどうやってするんですか?サイン書いたりとか?」
もしゃもしゃしながら聞くと

三人からじっとり睨まれて
「君は引っ込んでいろ、それと行儀が悪い」
「どうぞA様は夕食をお取りに。」
「耳塞いであげよか?」
と口々に言われる…。
し、辛辣う…なんか急に冷たくない??どうしてよ

「そ、それは私の前で話す方が悪いですよ!気になっちゃうじゃないですか!ひどい!」

ばっかり食べしている私のお皿は味噌汁、肉じゃが、おひたしだけ空っぽになってた。

「だってAちゃん、知ったら実践するやろ?せやから内緒〜…」

「いや、闇鬼なんかと契約する程落ちぶれてはいませんよ!」
失礼な!とぷんすかしてる後ろで、紕閠さんは鼻で笑う

「まあ、私たちともしようと思えばできますがね。契約。」
と大人の顔をした


「おい紕閠」
創志郎さんは不機嫌そうに紕閠さんを止めた

なにか?と言うように涼しい顔で朱陽さんのお皿を下げる紕閠さん。


「好き好んで契約するような鬼はいませんよ。それに契約には両者の同意が必要です。…ね?」
創志郎さんは拗ねて書斎に篭ってしまった


「…教えてくれたって良いのに」
まだ残ってるご飯をかきこんでごちそうさまをした。


部屋に戻って枕に埋もれる

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――






「…まぁ、俺は別に構わんけどなぁ…遣いになったって。」

主の従兄弟、赤い髪が呟いた。



「本気かどうかは知りかねますが、簡単に口にするのは控えたほうが良いかと」
私は昔人間と契約した鬼の事を思い出した。




契約した人間と感情、命を共有する。





それが『契約』


 


まさに一心同体。






それが良いものだとは私には思えなかった

方法→←半分



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設定タグ:執事 , オリジナル   
作品ジャンル:ラブコメ, オリジナル作品
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saya(プロフ) - 味噌汁さん» 確かに、ビックリしましたけど、最後の賢正のセリフはかっこよかったです。。。(TωT)/~~~ 私も久しぶりにこんなにドラマにハマったので待ち遠しいです♪ (2016年11月1日 23時) (レス) id: 95169321dd (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁(プロフ) - sayaさん» そうですね〜二人の演技にみごとに騙されてしまいました…。日曜日が待ち遠しいです (2016年11月1日 22時) (レス) id: 2bbd48963b (このIDを非表示/違反報告)
saya(プロフ) - 味噌汁さん» ですよね!敬語じゃない賢正も良かったです♪眼鏡を取るところとか、スイッチみたいで、これから後々過去が明かされていくみたいなんで気になりますね〜 (2016年11月1日 21時) (レス) id: 95169321dd (このIDを非表示/違反報告)
味噌汁(プロフ) - sayaさん» 分かります〜!普段の一人称が「俺」って所にギャップというか、男っぽさを感じて好きです!!ありがとうございます〜! (2016年11月1日 17時) (レス) id: 2bbd48963b (このIDを非表示/違反報告)
saya(プロフ) - 味噌汁さん» ディーンさんのアクションとか、私服とかも良かったですよね! もちろん、1番は執事賢正の姿ですけど♪ 楽しみにしてますね(TωT)/~~~ (2016年11月1日 16時) (レス) id: 95169321dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:味噌汁 | 作成日時:2016年10月30日 2時

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