あったかいお紅茶を【オリジナル】

大掃除 ページ32

「この機会ですし、お手伝いさんの触らないところもお掃除しましょう！」
おー！と朱陽さんはのってくれる。無理矢理引っ張ってきた創志郎さんはどこかを睨んでいる


一階は大広間兼食堂や厨房、応接間、待合室、ホール、書斎があって二階には部屋がたくさんあるけどほとんどか空っぽ。お手洗いは一階二階それぞれ2つお風呂はそれぞれ1つ。蔵もあって多分昔はたくさん人がいたんだなって分かる



小さい中庭もあるし、やっぱお屋敷はすごい…
三人で掃除はちょっと大変かな…


「まずは…水回りやね」
ごーごー！と朱陽さんの後ろをついてく。順番はお風呂場→洗面所→厨房って感じかな


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「若、本当に良いんですか？」


「構わない。紕閠は休んでいろ」


「…何かしていないと落ち着かないと言ったら？」


「これは命令だ紕閠。お前はよくやってくれている。どうしても落ち着かないというなら読書でもしていろ。本なら腐るほどある」


紕閠が酷く遣る瀬無い顔をした。



「創志郎さ〜ん！」
紕閠が何か言う前に後ろから声がする

渋々を装ってその方へ向かった


紕閠を仲間外れにつもりはない、たが使用人を全員クビにしてから緋閠は息をつく暇がない。
たまにはこういうものもいいだろう




こうして闇鬼の出ない休日はゆったりと時間がすぎる

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