1話「好きな人」 ページ2
Aside
私自身、すごく自分は影を薄くするのが得意だと思う
小学校のころ、友達を驚かそうと気配を消していたら、腰を抜かすほど驚かれた
だから、高校での部活もめんどくさいし、マネージャーとかで入るだけ入って影は薄くしていようって思ってた
だけど＿＿＿＿＿
千秋「影浦、すまない。えっと、タオルを取って貰えないか？」
A「え"」
千秋「あっ、も、もしかして名前違っていたか…??」
A「あ、いえ。1年の影浦で合ってますケド…2年の守沢先輩でしたっけ」
部長さん以外には認知されてないかと思ってた
……いや、そもそも部長さんも認知してたかどうか…
A「私影薄いんで、認知されてないかと思ってましたよ」
千秋「……??いつも掃除を遅くまでやってくれてなかったか？」
A「うわ、ストーカーですかメガネ先輩…」
千秋「スト……!!?
いや、違う…と思う。ただ……
その、何かに一生懸命になれるのは良い事だと思う!!」
その日から1日、1週間、半年、1年経った
冷静に考えたら、守沢先輩はお人好しだからああいう風に言っただけなのかもしれない…けど
あの時の私にとって、本当に、あの言葉が救いになって…
いつの間にか私の「好きな人」になっていた
．
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りつき - すごく自分の癖に刺さりました…。ありがとうございます…。更新頑張ってください。 (2022年8月29日 18時) (
レス) @page5 id: 6f6f2e1e89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミクリ | 作成日時：2022年7月4日 17時
