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お父さんに連れて行ってもらった焼肉は






すっごくおいしくって、皆大満足だった。









それから、お風呂に入って





皆でリビングで話したりしてたら









もう12時を回りそうな時間。









『もうそろそろ寝た方がいいんじゃない?』






お母さんが、信ちゃんと私にそういった。









『まだまだ夜はこれからやぁん!





なんなら、今日はぱーっと夜が明けるまで起きとけば…』






『隆平』





『あ、すんません。』








いつもの調子の二人に、信ちゃんと私は少し笑って





目を合わせて、また笑った。








さっきのことは、なんか家に帰ってきたら無かったことみたいになって







いつも通り、いとこ同士の私たちになっていた。









『…で、



信五くん、どこで寝る?』





「え?どこでもいいですよ?」









『僕と一緒に寝る♪?』





「絶対嫌や。」








普段、お父さんとお母さんは一緒の部屋で寝てるし






私は自分の部屋で寝てるし






空き部屋はあるけど、荷物ばっか置いてて寝れる状況ではない。








『私たちの部屋じゃ嫌だろうし…




そうなっちゃうとAの部屋しかないのよねぇ…』







「「え!?」」








さらっと、言われた衝撃的な言葉に





私たちは顔を真っ赤にして、同時に声を上げた。









『でもやっぱ、嫌じゃない?




いくら、いとこ同士だとはいえ、もう二人とも小さくないんだし…』






どうする?、っていうような目で




お母さんは言った。









『どうする?』









一気にさっきの事も思い出されて




二人とも顔を真っ赤した。









お互いにチラチラと顔色を窺っている。





もうなんて言ったらいいのか分からなかった。









「〜っ……




Aの、部屋で寝ます。」









ちょ、ちょっと待って。







私、いっつもベッドで寝てるんだけど









もしかして…一緒のベッドで寝たりとか……







『じゃあ、お布団運ばないとね。





隆平、あとよろしく。』









…ですよね。








『俺ぇえ!?』




「えぇよ、


俺持っていくから。」









布団がしまってある部屋に消えた三人を







胸の鼓動を抑えながら見つめていた。

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∞村上信五娘∞ - 可愛い!面白かった。 (2015年1月16日 10時) (レス) id: 7ad74dddfa (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - 錦倉栄華さん» コメントありがとうございます(*´ー`*)私も村上さんのお話をかけてよかったです!あの男らしい感じが好きなので…(笑)← 私も、また村上さんメインで書きたいと思っています♪これからおまけもあるので、よろしくお願いします(*´∀`)♪ (2014年3月20日 21時) (レス) id: adbefb6115 (このIDを非表示/違反報告)
錦倉栄華(プロフ) - 信ちゃんの小説少ないので、この小説に出逢えてよかったです! また、信ちゃんで書いてくれると嬉しいです! (2014年3月20日 20時) (レス) id: 939440697d (このIDを非表示/違反報告)
ミク(プロフ) - きっくさん» ありがとうございます(*´ー`*)きっくさんのコメント、いつも嬉しかったです! 切なくなってしまいましたがハッピーエンドということで!!← おまけもあるので、もう少しお付き合いよろしくお願いします(*´∀`)♪ (2014年3月19日 18時) (レス) id: adbefb6115 (このIDを非表示/違反報告)
きっく(プロフ) - うわ!うわ!もうー。(笑)ウルウルですよ私(笑) (2014年3月19日 18時) (レス) id: d8d74fe759 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミク | 作成日時:2014年1月8日 20時

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