ゆっくり近づく ページ35
.
ゲラゲラ笑う渉とさっきから何も発言しないで、
酒の入ったグラスを見つめるガヤ…
さっきの様子からしたらガヤは絶対に何かに気付い
たはずなのに、追求しないなんて…
なんて黙って隣に座るガヤを見てると、一瞬目が
口元だけ笑って…すげー挑発的な目をされた。
ガヤ…。
「あ、弟から電話だ」
裕太くんが光るスマホを見て立ち上がる。
「ちょっと電話して来ていい？」
スマホとタバコを持って出て行く裕太くん…。
あわわ…裕太くんいなくなっちゃうの！？
この状況でっ！？
藤「ねぇ玉の友達なんだよね？」
『えっ、あっ、はい. . . 』
なぜか藤ヶ谷さんは座ってた席からズレて裕太くん
の座ってた席に移動してきた。
私の前に座ると真っ直ぐ私を見た。
うわ…
うわうわうわ…(汗)
藤ヶ谷太輔だ…
至近距離で見るとあまりにすごいオーラに怖さを
感じる…(苦笑)
Kis-My-Ft2の…本物のＦだよ…どーしよー…！！
藤「ね、本屋で働いてんだって？」
な、なぜそれを？(汗)
『あ、はい. . . 』
藤「どこで？」
『あの. . . ＬＭビルの. . . 』
藤「ＬＭビル？俺たまに行くよ？何階？」
『えっ６階ですけど. . . 』
藤「６階は行ったことねーわ。へーあそこなんだ。」
なんなんだろう…
なんか鑑定士みたいな目だよ〜…(泣)
藤「にしても玉が女の子と友達とはねー。」
また意味深な目でジーッと私を見る藤ヶ谷さんの
視線に金縛りにあったような気分…
裕太くん！早く戻ってきて〜(泣)
横「. . . だめだ。トシくん爆睡中。」
藤「本当だ(笑)トシくん起きろー。」
テーブルに顔を乗せて眠ってしまった宮っち。
『相当呑みましたからね(苦笑)』
「おまたせー。」
ちょうど裕太くんが戻ってきた。
「あ、宮田寝ちゃった？(笑)」
『うん(笑)』
横「じゃーそろそろ帰る？太輔。」
藤「ん。そーだな。」
横「トシくんも一緒に連れて帰るわ(笑)」
「渉、頼んでいい？」
横「いいよ。俺呑んでないし。」
宮っちの肩を揺らして起こそうとする横尾さん。
藤「そうだ。」
立ち上がった藤ヶ谷さんが私を見下ろした。
『？』
藤「ね、今度俺と飲み行かない？」
『えっ. . . 』
藤「二人で。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 211人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「玉森裕太」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たまみく | 作成日時：2018年12月17日 20時
