東京ドーム ページ2
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どんなに親しい幼なじみでも家も学校も
離れてしまえば疎遠になっていく
この狭い街にはたくさんの人が溢れその中で私は
この先どれだけの人達と
知り合う事が出来るんだろう
ーーー...
私の名前は◯◯A 31歳
新宿にあるLMビルの中にある本屋さんで
働いてます。
ばりばりの社畜として働いてます。
女子力も底辺に落ち込んでます。
毎日毎日職場と家の往復…。
彼氏?婚活?結婚?
そういった類の話はもうすっかりご無沙汰で… 。
恋愛のやり方なんて忘れちゃったかも…。
でもそんな私が頑張れるのはご褒美があるから
なんです。
彼氏なんていなくてもこのご褒美があれば
生きていける。
そう!今日は待ちに待ったキスマイのコンサート!
私はデビュー前からのキスマイの大ファンでJr.時代
からずっとキスマイを応援し続けている。
ちなみに担当は…玉森裕太こと玉ちゃん!
もうかれこれ10年以上、玉ちゃんだけを
ずっと見てる。
そんな彼らに会える季節がまたやってきた。
毎年恒例の夏のドームツアー。
夕方からの公演で、まだ今は午前中。
家でたまった洗濯物を干しながら、
キスマイの歌をくちずさむ。
洗濯物を終えて、掃除したり家事を済ませて。
支度を済ますと今度は美容院へ。
午後になると私はドームへと向かう電車に
乗り込んだ。
こんな日はなんか背筋が伸びる。
キレイにセットしてもらって、化粧も気合い
入れて。
お気に入りの服を着て、靴をはいて。
大好きな人に(一方的だけど)会いに行く。
それだけですごくドキドキして楽しくて、
幸せだなって感じるから…。
電車の窓からの景色もいつもと違って
見えたりして。本当に楽しみ。
キスマイのコンサート… 。
はー…なんか緊張してきた//(笑)
ーーー…
ドームに着くとグッズを買ってトイレも済ませて
準備万端で席に着く。
デジタルチケットの紙を見るとセンターステージ
を囲む席の二列目一番端っこの席…。
ドームで初めてこんな良席が当たるなんて…。
あまりに近すぎて一列目じゃなくて良かったなと
安心する自分がいたりする(笑)。
周りが自分より若い子達ばっかでちょっと
気まずさも感じるけど、そこは、
あえて気にしない!(笑)
コンサートが始まるまでの時間、買ったグッズを眺めながら1人で緊張感はピークを迎えていた。
と、照明が落ちて…
コンサートの始まりを告げた。
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作者名:たまみく | 作成日時:2018年12月17日 20時