LAST:THat's Love＊DH＊ ページ35
*
フロントに降りていくと、憎っくきｼﾞｪｼﾞｭﾝ
いや、むしろ感謝しないといけないのか？
こいつのおかげでオレとAが近づけるキッカケにもなったし
でも、エントランスにこれ見よがしに停められた赤いアウディを見た瞬間
無性に腹たってきた！
やっぱこいつはお邪魔ムシだ！
どうせまたこいつの助手席に座るんだろうって思ったら
シートを倒して後ろに乗り込んできたAがオレの手を取って指を絡めて微笑んだ
ああ、A愛してる(泣)
ぎゅっと握った手が離れたのは、大邱駅に着いたときで
ｼﾞｪｼﾞｭﾝとの最後の別れくらい邪魔しないでいてやろうと思って目を瞑ってたけど
いつになっても握った手を離そうとしないから空手チョップで落としてやった！
Aは呆れてたみたいだけど…わかってないんだ
油断してるとこいつ、絶対Aを狙いに来るってオトコの勘がそう言ってる
その上『またね』だって！？お前に『また』はないからな！！
オレは急いで二人を引き離すと列車に飛び乗った
もちろん自信がないわけじゃないし、Aの事は誰よりも愛してるし
愛されてるってことも実感してるけど…やっぱり、どっか不安で
そんなオレを気遣ってチラチラ見てるAの視線を感じて
作り笑いを返したオレに聞いた
「あ、そう言えば…」
「なに？」
「どうして急に名前…」
「名前？」
「うん、ほら、ヌナじゃなくて名前…」
「ああ、それは…」
ドキ…
これこそまさに、オレの不安の現れのようで
「それは？」
クイズの答えを待ってる子供みたいにワクワクした瞳で
オレの答えを待ってる
そんな楽しい答えじゃないのにな
「近づきたくて…」
「え？」
「名前で呼ぶとさ、なんかすごい、近くなる気がして…
ただそれだけ…なんだけど」
「それだけ？」
「え、うん…それだけ…」
チラッとAを見ると、口をポカンとあけて
そのあと急にケラケラ笑いだした
「そんなに笑う？」
「だって…あはは、ごめん、だって…」
急に真顔になって、オレの首に腕を巻きつけてグイッと近づいた
「え？A…人が見てる…」
「あたしたち、これ以上ないくらい近いと思わない？」
そう囁いて、ちゅ、とキスをした
ああ、もう……きっとオレはAから離れられないんだ
お返しに首の後ろを押さえて深いキスをして
こうやっていつまでも二人でくっ付いていよう、そう囁いた
だってこれが、本当の愛だから
.｡………END……… ｡.
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さくらこ(プロフ) - なおさん» たまちゃんありがとう( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年5月14日 13時) (
レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - たまです！よろしくです！！ (2015年5月6日 10時) (レス) id: 16c897f07e (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - myeongmiさん» myeongmiさん、コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉそう言っていただける私こそ、幸せです（ ; ; ）ありがとうございます！次のお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ミナさん» ミナさん、コメントありがとうございます！ホント、夢でもいいからこんなかっこいいﾄﾞﾝﾍさんと同じ会社で働いてみたい！！次のヒョクちゃんのお話も楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ようこさん» ようこさん、レスが前後しちゃってごめんなさい(>_<)コメントありがとうございます！リーマンﾄﾞﾝﾍさん、楽しんでもらえて嬉しいです！次のヒョクちゃんのお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2014年11月22日 18時
