04:同期との再会 ページ4
*
「お前！(怒)」
抱きしめられたのは一瞬で
あっという間にﾄﾞﾝﾍがｼﾞｪｼﾞｭﾝを引き剥がしてあたしを引き寄せた
「ﾄﾞﾝﾍ(汗)」
「何？お前」
「お前っていうお前こそ何だよ！」
「ﾄﾞﾝﾍ！ちょっとやめてよ。ｼﾞｪｼﾞｭﾝはほら、アメリカ帰りだし？
挨拶よ！挨拶！！ね？ｼﾞｪｼﾞｭﾝ！？」
「え？まあ……」
「ほら、ｼﾞｪｼﾞｭﾝもそう言ってるし、あ、車、これｼﾞｪｼﾞｭﾝの？」
「ああ、こっちってやっぱり車ないと不便でさ」
「凄いね〜」
「てか、俺さっきから凄い睨まれてるんだけどこいつは？」
チラッとﾄﾞﾝﾍを見ると、まだｼﾞｪｼﾞｭﾝをジーッと睨みつけてる
「ちょっとﾄﾞﾝﾍ！」
き、っと睨むと、一瞬あたしをギロッと睨んだ後
ふうっと息を一つして頭をぺこりと下げた
「こちらはあたしと同期のｷﾑ・ｼﾞｪｼﾞｭﾝ。こちらは同じ営業1課のｲ・ﾄﾞﾝﾍよ」
「よろしく、ﾄﾞﾝﾍシ」
「…どうも」
どうも？
どうもって何！？
そんな挨拶営業マンとしてありえないでしょ！！
「てかさ、お前らって、付き合ってんの？」
「え？いや、その…」
「そうだよ！！」
「へぇ…」
あー、ﾄﾞﾝﾍったら…
明らかに、ｼﾞｪｼﾞｭﾝを敵視してる(汗)
「そんなことより、ホテルに向かおうか。
パーティーはA達が泊まるホテルのすぐ近くだから」
「う、うん」
「どうぞ？」
「え？あぁ、ありがとう」
ｼﾞｪｼﾞｭﾝはさりげなくあたしのバッグを持ってドアを開けてくれた
こういうことも出来るようになったのかとあたしはただ感心して
純粋に、同期との懐かしい再会が嬉しかった
「なに？そんなに見られると照れるな」
「あ、ごめん。だってなんか、ｼﾞｪｼﾞｭﾝ変わったなと思って」
「変わった？そう？」
「うん、変わったよ」
「どんな風に？」
「どんなって…大人になったって言うか…？」
「はは、じゃあ前は子供だった？」
「ん〜確かに？」
「ヒドイなそれ！Aは相変わらずだね」
「相変わらず？」
「うん、相変わらず」
「それ、喜んでいいの？悪いの？」
「はは、どちらでも？」
「絶対悪い方でしょ！」
運転席で、ケラケラ笑うｼﾞｪｼﾞｭﾝはやっぱり昔のままで
こんなふうに話してると、一気に時間が戻ったような気がした
懐かしさで浮かれてたあたしは後ろのﾄﾞﾝﾍからの視線なんて
気づいてもいなかった＿＿
*
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さくらこ(プロフ) - なおさん» たまちゃんありがとう( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年5月14日 13時) (
レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - たまです！よろしくです！！ (2015年5月6日 10時) (レス) id: 16c897f07e (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - myeongmiさん» myeongmiさん、コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉそう言っていただける私こそ、幸せです（ ; ; ）ありがとうございます！次のお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ミナさん» ミナさん、コメントありがとうございます！ホント、夢でもいいからこんなかっこいいﾄﾞﾝﾍさんと同じ会社で働いてみたい！！次のヒョクちゃんのお話も楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ようこさん» ようこさん、レスが前後しちゃってごめんなさい(>_<)コメントありがとうございます！リーマンﾄﾞﾝﾍさん、楽しんでもらえて嬉しいです！次のヒョクちゃんのお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2014年11月22日 18時
