03:プチ旅行気分 ページ3
*
そして、出張の日の朝＿＿
駅で待ち合わせたﾄﾞﾝﾍは、ボストンバッグの他になにやら紙袋を持って来た
「なに？これ」
「え？ゆで卵とサイダー。列車の旅と言えば定番でしょ？」
定番って…(汗)
一体いくつよ←
「それになに？このお菓子の量！」
「ん？ヒョクがストックしてるやつ、くすねて来ちゃった」
「来ちゃったって……だから遊びに行くんじゃないのに…」
それでも、楽しそうなﾄﾞﾝﾍを見ると強くは言えなくて…
「そう言えば、付き合い始めてから旅行らしい旅行もしたことなかったね」
「そうだよ。今日は出張だけど、行きと帰りくらい旅行気分になってもいいでしょ？」
「そうね、そうしよ！」
KTXに乗り込むと、あたしたちは横に並んで流れる景色を見ながらプチ旅行気分を味わった
「ねえ、ヌナ一緒に写真撮ろ！？これ見て！」
「なに？これ」
「セルカ棒！ほら、こうすると一緒に撮れるんだよ」
「えぇ…いいよあたしは…ﾄﾞﾝﾍ撮ってあげる」
「ヌナと一緒じゃなきゃ意味ないじゃん！！ハイ、撮るよ？はい、キムチ〜♪」
「あ、いいって(汗)」
パシャ！
撮っちゃった…写真写り悪いから嫌なのに…
「へへ、これﾋｮﾝとヒョクに送ろ〜っと」
「え！ダメ！！(焦)」
2人だと、時間はあっという間で、気付いた時には東大邱に到着していた
「もう着いちゃったね…」
「ホント、あっという間だったね」
「あ〜、もっと乗っていたかったなぁ」
「もう、ここからは仕事だから(笑)ちゃんと切り替えてね？」
「はいはい」
「ハイは一回！」
「ハイ！！」
「大丈夫かなぁ(笑)」
「あ、迎えの人が来てくれるんでしょ？」
「うん、そのはずなんだけど…」
駅を出ると、すぐそばに停車してた車がクラクションを鳴らした
「A！！」
不意に名前を呼ばれて、振り向いたあたしは驚きで声も出なかった
だって、そこに立ってたのは＿
4年前、不安そうに韓国を飛び立ったｼﾞｪｼﾞｭﾝじゃなかった
「え…？まさか…ｼﾞｪｼﾞｭﾝ…？」
「ｼﾞｪｼﾞｭﾝ、って……？」
「A！なんだよ、オバケでも見たみたいな顔して(笑)
懐かしいな！！元気そうで安心したよ！」
「ｼﾞｪｼﾞｭﾝも…キャッ！！」
かけてたサングラスを外して、満面の笑みで近づいたｼﾞｪｼﾞｭﾝは
いきなりあたしを抱きしめた。
「ちょ、っとｼﾞｪｼﾞｭﾝ…！！」
*
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さくらこ(プロフ) - なおさん» たまちゃんありがとう( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年5月14日 13時) (
レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - たまです！よろしくです！！ (2015年5月6日 10時) (レス) id: 16c897f07e (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - myeongmiさん» myeongmiさん、コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉそう言っていただける私こそ、幸せです（ ; ; ）ありがとうございます！次のお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ミナさん» ミナさん、コメントありがとうございます！ホント、夢でもいいからこんなかっこいいﾄﾞﾝﾍさんと同じ会社で働いてみたい！！次のヒョクちゃんのお話も楽しんでもらえるように頑張ります！！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ようこさん» ようこさん、レスが前後しちゃってごめんなさい(>_<)コメントありがとうございます！リーマンﾄﾞﾝﾍさん、楽しんでもらえて嬉しいです！次のヒョクちゃんのお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2015年3月21日 12時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2014年11月22日 18時
