25:ずっと前から ページ25
*
「ﾄﾞﾝﾍが営業1課に移る事が決まって同期で飲んだんです。
あ、て言ってもあいつはあんま飲めないからもっぱらジュースですけど
その時にあなたの話になって」
「え？なんで？」
「え？ﾄﾞﾝﾍから……聞いてないんですか？」
「聞くって何を……？」
「ったくあいつ……肝心な事は要領悪いんだから」
何を言ってるのかさっぱりわからない
どうしてﾄﾞﾝﾍがうちに来る前にあたしの事を話すの？
「実はあいつ、ずっと前からあなたの事が好きだったんです」
「え！？」
「あなたは覚えてないかも知れないですけど……
2年くらい前かな？新人研修の時、オレたちあなたに会ってるんです」
「新人研修？」
「はい。オレたちはまあ、資料配ったり雑用ばっかりだったけどあなたは新人の指導係で。
その時に、新人に優しく接するあなたを見て、一目惚れしたらしいです」
「………」
全然覚えてない………
「それからです。あいつ必死で…営業1課に行くんだって張り切っちゃって」
「ﾄﾞﾝﾍヒョン、凄かったですよ。それまで以上に商品のことも勉強して
パソコンなんか触るとすぐ壊しちゃうヒョンがソコソコ使えるようになったんですから」
「お前……余計なこと言うなよ(汗)」
「え？でもそれと賭けとどういう……」
「ぁあ……その時、調子に乗ってちょっと酒飲んで
やっとあなたと同じ課で働けるってあいつ浮かれて
付き合いたいとかなんかいろいろ言ってて…
その話を偶然、多分あなたが会ったオトコに聞かれて。
どうせお前なんかにどうすることもできないって言われたんです」
「……」
「売り言葉に買い言葉ってやつです。あいつ、ホント馬鹿だから…
でも、ホントにあいつは金を賭けたりするつもりは全くなかったんです。
オレも一緒にいたのに止められなくて…すみません」
そう、だったんだ……
「でも………その…」
「はい？」
「枕……営業、とか」
「そんなのやっかみですよ！あいつ、飲めない酒を飲んで酔いつぶれて
それでも毎日のように通いつめて……やっと貰ったんです、あの仕事！！」
「え………」
ウソ……だって……
「あ〜、まだ信じてませんか？あの時は僕も一緒に行かされたんで
間違いないです。
ﾄﾞﾝﾍヒョンの代わりに僕がワインで先方を潰しましたから」
「じゃあ……」
あの話は全くのデタラメってこと？
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さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、ありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉこれからもよろしくお願いします♪ (2014年11月24日 21時) (
レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん、ありがとうございます♪引き続きよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ﾉ (2014年11月24日 21時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 読めました。更新楽しみにしています。 (2014年11月24日 21時) (レス) id: a4dd4acfd9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 見れました！ 本当、続きが読めて嬉しいです！ (2014年11月24日 19時) (レス) id: 6061a04eaa (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - 彩さん» 彩さん、新しいお話読めてますか？編集中だったのでパスワードをかけさせてもらってました。言葉足らずですいませんでしたm(._.)m (2014年11月24日 17時) (レス) id: c51219206a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらこ
| 作者ホームページ：http://id41.fm-p.jp/390/cherryhae15/
作成日時：2014年9月24日 19時
