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: takahiro
俺も家に着いて
誰もいない空間に
ただいま、ってだけ呟いた。
西「あー、仕事しなきゃ」
まだ終わらせていなかった仕事を終わらせようと
資料を探している時だった。
ぱら、と一枚の写真が床に落ちた。
西「…ん？」
元カノとの写真だった。
西「…、なんで今なんだよ、」
目頭がぶわ、と熱くなって
涙がこぼれた。
今はAのことが好きなのに、
なんで涙が出てくるのか分からなかった。
あぁ、こんなに元カノのことが
好きだったんだ、って
初めて実感した。
その後も涙が止まらなくて
1人、さみしい空間に
俺の泣き声だけが響いていた。
_____________
どんなに苦しくても朝はくる。
Aに会えるから、と思って学校に向かうが
元カノの顔が頭から離れない。
なんで今更。
もやもやした気持ちで車を運転していたら
学校に着くのが遅くなってしまって
HRに間に合わなかった。
Aに会いたい、
でも
悪いことなんてしてないのに
どんな顔すればいいか分からなかった。
.
あっというまに時間は過ぎて
放課後。
教室に入るともうAが来ていた。
「…あ！先生！なんで朝のHR来なかったんですかー！？」
西「ごめんごめん、少し朝遅れちゃって」
「明日からはちゃんと来てくださいよ〜！？」
朝も先生に会いたいんだから、
って小さく呟くA。
愛おしくてたまらないのに
胸が痛い。
「……、てゆか隆弘、目赤くない？」
「どうしたの？」
西「…ッ、…なんでもないよ、」
こういう時にいきなり名前呼びになるのはずるい。
胸がまたきゅぅ、と締め付けられた。
「……、ちゃんと教えてよ、」
「隆弘の全部、知りたいから…」
Aはソファに座ってる俺を
後ろからふわり、と包み込んだ。
西「……Aは俺のこと嫌いにならない？」
西「俺から離れていかない？」
もう涙がこぼれそうな俺を
包み込んで安心させてくれた。
「嫌いになんてなるわけない。」
「ずっと隆弘のそばにいる。」
そう言って
おれの隣に座って
目を合わせて
手をぎゅ、と握ってくれた。
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みく(プロフ) - mさん» ありがとうございます！！この作品を続けようかなと思っております＼(^^)／ (2018年4月8日 18時) (
レス) id: df859c7574 (このIDを非表示/違反報告)
m - 面白いです！！！続けてほしいです！ (2018年4月8日 17時) (レス) id: f201cfe89c (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - はづこ。さん» そう言っていただけてうれしいです（ ; ; ）ありがとうございます！これからも頑張って行きますのでよろしくお願いします！ (2018年4月6日 23時) (レス) id: df859c7574 (このIDを非表示/違反報告)
はづこ。(プロフ) - この作品とっても大好きです！更新頑張ってください！♪ (2018年4月6日 22時) (レス) id: 8b66f080ab (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - ゆなさん» こんばんわ！ありがとうございます（ ; ; ）いつ気持ちが通じるのかドキドキしていただけてうれしいです！これからもぜひよろしくお願いします！！ (2018年4月6日 7時) (レス) id: df859c7574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みく | 作成日時：2018年3月30日 23時
