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今夜の夕餉に小烏は現れなかった
審神者は酷く心配していたが髭切から問題ないと言うことを聞いてほっとしていた
山姥切国広とソハヤノツルキは自分の食事をたいらげると小烏の分を持って蔵の方へ行ってしまった
「髭切、元気ないね」
「それがだな、主。小烏が兄者や俺を拒むのだ。だから、我らは…」
小烏が来る前、ちょっとした交流も込めて審神者と源氏兄弟は話をしていた
その中で語られた小烏と言う刀の存在
それの話をする髭切はどこか楽しそうで、どこか悲しそうだった
小烏の話をされて会いたがったのは膝丸だった
弟のような存在が来たら色々と教えてやりたいと言ったのは他でもない、膝丸だった
しかし、この有様そんなことは難しいだろう
「髭切がこわいからじゃないですか？髭切は小烏のあしをきりましたから」
「まぁ…そうだけどさ」
「まぁ、恐れをさっさと忘れろと言われるとなると忘れられんもんだ！小烏にはそれが…恐れが強すぎるのだろう」
「…」
自分の記憶を呼び戻す
泣きじゃくる写
血にまみれる写
空虚感を漂わせる表情の写
目が虚ろな写
全てが自分の起こしたことでなった彼の結果だ
そして、昔言った言葉が彼を傷つけているのだ
「……」
嗚呼、どうでもいいとかいってられないなぁ
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中原三日月(プロフ) - 源氏兄弟と写しの心境がとてもよく分かり素敵なお話で考えさせられます。更新頑張ってください！応援してます！ (2019年8月19日 17時) (
レス) id: f8510eae2e (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - とても素敵なお話で楽しく読ませて頂いてます!!髭切と暗めの話が好きな自分にどストライクの小説で更新されるたびにワクワクして読んでいます！これからも更新頑張ってください!! (2019年8月19日 17時) (レス) id: e0cbedd7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：自由陣 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rekishilov1/
作成日時：2019年3月25日 16時
