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4)闇桜の暗殺者 ページ6

※注意 少し流血表現があります
苦手な人は飛ばしてください
五大幹部は捏造です
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
首領の病死が知れ渡り、新たな首領として、遺言通り、森 鴎外が選ばれた。
専属医師だった彼が突然首領に選ばれ、反感を買うのは当然だった。
その筆頭が、五大幹部だった。

机に座る鴎外と向かい合うように立つ五大幹部の五人。
鴎外の後ろには、太宰と中原、地下牢から出された紅葉と、森の助手をしているAがいた。

「首領が本当に貴様を選んだのか」

「病死ではなく、貴様が殺したのではないのか!?」

様々な思惑が飛び交う。

「・・・ふむ・・・それは困った」

まったく困った様子がない森。

「では、こうしようか」

ポンッと、手を叩く。

「私の采配を疑いなら、君達が私の部下を相手に勝てたなら、君達が推す者を首領と置くといい」

「・・・良いだろう。その部下とは?まさか、貴殿の後ろにいる子供ではないだろうな」

「まさか。いくらこの子たちが優秀でもあなた方には勝てませんよ」

森はチラッと後ろを見る。

「どうかな?Aちゃん」

幹部も、紅葉たちも驚愕した。

対するAは、フリルが付いた広い袖で口元を隠す。

「えぇ、構いませんよ」

宝石のような赤い瞳が五人の幹部を映す。

「貴方が望む結果を出しましょう」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

訓練場に移動した鴎外達。
殆どの構成員が集まっていた。
数々の功績を残したポートマフィアの中核でもある五大幹部と、
医師の助手として過ごしていた見た目幼い少女。予測される結果は誰もが同じだった。

「鴎外!!そなたはAを殺す気か!!?何を考えておるのだ!!」

必死な紅葉。太宰と中原も、同じ考えなのか、疑うように森を見つめる。
しかし、森は

「心配要らないよ、紅葉くん」

ふふっと笑い、次には暗い目をしていた。

「彼女に任せておけば、大丈夫さ・・・」

それぞれの武器と異能を発動させる幹部。
けどAは、手合わせには似つかわしくない真っ白なワンピースに合わせたサイドリボンの飾りを弄っていた。

「なんせ、彼女は」

「異能力」

「とても優秀で、強い【暗殺者】だからね」

「【闇桜】」

紫帯びた妖しく、美しい光が舞った瞬間

幹部達はそこから消えた

残ったのは、真っ白なワンピースを纏ったAと
床に散らばる赤い液体と、赤い塊。
そして装飾品で、それが誰なのかはすぐにわかった・・・・・

5)闇に咲いた白い花→←3)闇の花と予言



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作者名:水琴 | 作成日時:2019年2月15日 1時

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