【文スト×呪術廻戦】呪王の受肉の兄と宝石色の虎の妹・続

95)いけない予感 ページ47

「異能力【君死給勿】」

1人にだけ傷を直し、【羅生門】で拘束、首に刃を突きつける

「・・・・これで、いい・・・？」

「あぁ」

伏黒と悠仁が立つ

少し下がるAに来栖が抱きつく

「？」

「お強いんですね、Aは」

Aが頭を撫でると嬉しそうにする来栖

「虎杖 A、君に聞きたい事がある」

「？なぁ、に・・・？」

来栖の頬に現れる天使に、首を傾げる

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甚爾に頼まれ、彼の娘に会いに行った

「・・・・ずっと、寝たきり、だったから・・・リハビリすれば、平気・・・・」

津美紀の手を取り、診ていたA

「わざわざ悪いな」

「ありがとうね、えっと・・・恵のお友達？可愛い子ね」

「同級生だ」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

ジッと津美紀を見つめるA

「？なぁに？」

「・・・・・ううん・・・なんでも、ない」

立ち上がるAは伏黒を見る

「・・・私・・・行く、ね・・・」

「あぁ」

病院を出たAは振り返って病院を見上げる

「・・・・・・・あれは・・・多分・・・」

言うべきなのか、言わないべきなのか、Aにはわからなかった

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　パキンッ

「！」

遠くで何かが割れる音に顔を上げる

「(いけない、方向に、向かっている・・・)」

どうしたものか、と自分を抱えている甚爾の肩に頭を乗せる

「？どーした」

「・・・・・・・・わか、らない・・・」

「心配すんな、俺もだ」

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