【文スト×呪術廻戦】呪王の受肉の兄と宝石色の虎の妹・続 (ページ37)

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85)ハロウィン前編③ ページ37

「いやぁ、みんな何かやる気に満ちてるなぁって思ったらみやちゃん関係だったんだねぇ」

笑いながら五条も入ってきた

「もぉ、みんなそんなに早く終わらせれるなら普段も頑張ってほしいなぁ」

「は、い」

中身を取り除いたカボチャをそれぞれに渡す

「ごじょ、せんせ、も、やる・・・？」

「僕も？どーしよっかなー、僕は見てるだ「五条先生、これ手伝うとみやのおやつ当たるよ」勿論やるに決まっているじゃないか！！みやちゃん！何をすればいいかなぁ！！？」

悠仁の言葉に腕捲りをしてやる気を出す五条

「チッ！小僧、余計な事を言いおって」

舌打ちする宿儺

「余計な事ってどういう事さ」

バチッと火花が散る

「宿儺はみやの作るもんなんでも好きだから少しでも取り分を多くしてるんだよなぁ」

「うるさいぞ、小僧」

「そんな、事、しなくても、たくさん、作った」

「ねぇねぇ！Aちゃん！僕も当たるかな？」

キラキラとした目で近付いてきた灰原

「たくさん、作った」

コクンッと頷く

「やったー！七海から聞いてて、Aちゃんの作ったもの食べてみたかったんだー！」

楽しみだなぁ！とランタン作りに戻る灰原

Aはみんなが作ったランタンを見て

「・・・色々、たくさん」

「そーだね！毎年俺とみやだけだったからこんなに数のランタンは初めてだよね！ところでさ」

悠仁はAが作ったランタンを見る

「？」

ブスリ、と爪楊枝を刺して半月の形に切ったカボチャの欠片を二つつける

「で、きた」

がおー、と見せるランタンは可愛らしい虎の顔にくり貫かれていた

「っっっかーわーいーいーーーーーっっ！！！俺の妹可愛すぎるうぅぅーーーー！！」

Aを抱きしめ、頬をスリスリする悠仁

「あああぁぁぁー、何これ、本当に僕の生徒可愛いなぁー」

カシャカシャと連写する五条

「A、おいで」

「？」

釘崎に手招きされ、近付くと悠仁と伏黒もくっついて

「はい、がおー」

「「「がおー」」」

　カシャッ

「よし、待ち受けにしよ」

「俺にも送ってー」

「俺も」

「わかってるわよ」

「どうしよう、後輩が可愛い・・・！！」

「仲良いな、あいつら」

「なんかホワホワするよなぁ」

「しゃけしゃけ♪」

「あれ？七海も撮ったの？僕も欲しいなぁ」

「Aさんに許可を貰えたら送りますよ」

「Aちゃん！僕も写真・・・・・あれ？」

灰原が教室を見渡すと白い少女はいなかった