71)頼りになる護り手 ページ23
「君の護り手たちはとても君を大切に思っているようで安心したよ」
天元と向かい合って座るA
「とーじ、と・・・すーくん、の事・・・?」
こてん、と首を傾げる
「記憶を持って、異世界で生きるには、一人は寂しかっただろう」
「さび、しい・・・さびしく、はない・・・悠ちゃん、いたから・・・・でも・・・う、ん・・・頼る、人が、欲しかった・・・だから、とーじ・・・助けた・・・頼れる、人だった・・・から・・・」
「そうか・・・おや、思ったより早いお帰りだな」
「!」
見れば、何かを担いできた甚爾と傑がいた
「おか、え、り・・・・おわ、た・・・?」
「おう、綺麗サッパリ」
甚爾は担いでいたもの、真依を下ろした
「・・・・まい、ちゃん・・・」
「こいつの姉から預かった。悪いがお前のとこで匿ってやってくれ。こいつはもうただの人間だ」
「う、ん・・・」
青い光の帯が浮かび、真依の姿が消えた
「・・・まき・・・せんばい、は・・・?」
「そのまま行った」
「・・・・大丈夫・・・かな・・・」
「何とかすんだろう。それより俺もこいつも離れている間にあいつに変な事吹き込まれなかったか」
ひょいっとAを腕に抱える
「へん、な・・・こと・・・?」
「私を何だと思っているのだ、失礼な」
天元を無視する甚爾だった
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mythos(プロフ) - 悟・・・宿儺・・・(;一_一) (11月3日 13時) (レス) @page43 id: 908403f7fb (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 更新待ってます…!!!! (7月30日 5時) (レス) @page28 id: 345da165ee (このIDを非表示/違反報告)
松前菊(プロフ) - やだもう、好き……好きすぎるこの作品……!! (6月4日 10時) (レス) @page23 id: 4c0d3a01c3 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉん鴉(プロフ) - 好きです!!!!!!ありがとうございます!!! (5月23日 19時) (レス) @page17 id: ecacc3dc55 (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます! (5月7日 20時) (レス) @page11 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水琴 | 作成日時:2023年4月16日 12時