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50)コロッケ ページ2

「・・・・・・・・・・・・・」

ぽかーん・・・と見つめる先には積み上げられたコンテナ

「ど、どーしたん!?このジャガイモ!!」

「食堂の方の実家から送られてきたそうです」

「この前レモンだったわよね・・・」

「通りで最近芋メニューが多いと思った・・・」

一年と二年がげんなりと見る中、Aはジャガイモを一つ手にする

「・・・・・悠ちゃん・・・」

「何ー?」

「・・・コロッケ・・・作ろう・・・」

「作るー!!俺みやのコロッケ大好きー!!」

制服を脱いで腕捲りする悠仁にエプロンを渡し、Aもいつものエプロンをつける

「コロッケって、そんなに簡単に作れるの?」

「茹でて皮剥いて潰して形作って衣つけて揚げるだけー、めっちゃ簡単!」

「へぇ・・・」

興味津々な同級生と先輩

「・・・・・・・・やる?」

『やる』

エプロンを引っ張り出してきて、身に付ける

「ま、ず・・・軽く洗って・・・」

「洗う」

シンクの中にジャガイモを入れて伏黒が洗う

「包丁で、切れ目・・・入れる・・・」

「しゃけ」

狗巻が伏黒からジャガイモを受け取り、切れ目を入れていく

「大きな鍋に、入れて、茹でる・・・」

「皮は?」

「・・・茹でてから・・・剥きやすい・・・」

「なるほどー」

パンダが大鍋で茹でる

「竹串、が・・・入ったら・・・ザルに入れて・・・手拭いで、撫でる・・・」

「スルって剥けた!!何これ気持ちいい!!」

釘崎が皮を剥いていく

「熱いうちに、潰す」

「よっしゃ来た!」

大きなボールにジャガイモを入れて、悠仁がその怪力で潰していく

「塩コショウ、入れて・・・混ぜる」

「ほいよ」

Aが味付けをしたそれを真希が混ぜていく

「これぐらい、取って・・・形・・・作る・・・」

「こう?」

Aが作った見本を見ながら吉野が形を作る

「衣、つけて・・・揚げる・・・」

Aが手早く溶き卵とパン粉をつけて揚げていく

「吉野、手伝う」

「明太子!」

「うん、ありがとう」

伏黒と狗巻も形作りに入る

狐色に揚がったコロッケが積み上げられていく

「はい、味見・・・あー・・・」

近くにいた吉野、伏黒、狗巻に箸で切り分けたものをそれぞれの口もとに近付ける

「え!?あ、あー///」

「///」

「しゃけ///」

3人とも恥ずかしそうにしながらも口を開けて食べた

「ん!サクサクホクホク!美味しい!!」

「うま・・・」

「ツナマヨ!!」

「あ!ずるい!」

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mythos(プロフ) - 悟・・・宿儺・・・(;一_一) (11月3日 13時) (レス) @page43 id: 908403f7fb (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 更新待ってます…!!!! (7月30日 5時) (レス) @page28 id: 345da165ee (このIDを非表示/違反報告)
松前菊(プロフ) - やだもう、好き……好きすぎるこの作品……!! (6月4日 10時) (レス) @page23 id: 4c0d3a01c3 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉん鴉(プロフ) - 好きです!!!!!!ありがとうございます!!! (5月23日 19時) (レス) @page17 id: ecacc3dc55 (このIDを非表示/違反報告)
-  ステキな作品を書いてくれてありがとうございます! (5月7日 20時) (レス) @page11 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水琴 | 作成日時:2023年4月16日 12時

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