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4)脱出 ページ6

「私の家は厳しくてね」

静香の横に座り、話を聞くA

「毎日反抗するように夜遊びしてたの・・・彼ともその時に知り合って・・・でも、もらった飲み物を飲んだら急に眠くなって、気付いたらここにいたの」

涙が浮かぶ

「私、騙されたんだって・・・気付いた頃には遅くて、もうどうすればいいのか・・・」

「そう」

「貴女は?どうしてここに?」

「・・・出入口を、見つけたから、かな」

「?」

「貴女は、ここを出たい?」

不思議な色彩の瞳に見つめられ、静香は俯く

「散々反抗していた私の事・・・探している人なんて・・・・」

「私には・・・家族、がいない、からわからない・・・だけど」

すっと立ち上がり、手を差し出す

「どうでもいい、子供を、探す為に・・・人に依頼する親は、いないと思う、よ?」

「え・・・・」

「おい、で、お父さんと、お母さんの、とこに帰ろ・・・?」

ーーーーーーーーーー

「売りもんが逃げたぞ!!」
「逃がすな!!捕まえろ!!」
「こいつっ!どうやって牢屋を破りやがった!!?」

怒号が響き渡る

「ど、どうするの!?バレちゃったわ!」

物陰に隠れる二人

「大丈夫」

Aは隙を見て、静香の腕を引いて走り出す

「いたぞ!あそこだ!!」

「きゃあっ!!」

飛んできた銃弾にAは静香を庇う形で物陰に隠れる

「物騒・・・」

「ぁっ、貴女っ、その腕!」

ボロボロな服を染める鮮血

「私を庇って・・・!」

「かすっただけ・・・平気」
さて、どうするかな・・・・

その時

「異能力【独歩吟客】」

いつの間にか現れた国木田
その手には閃光弾

「目を閉じていろよ!小娘!!」

一瞬にして、眩い光が覆った

「そこまで。観念したまえ」

男達を取り押さえる二人

「出てきて大丈夫だよ、Aちゃん」

「だ、ざい、さん、くに、ぎだ、さん」

「まったく、手間をかけさせよって」

「まぁまぁ、Aちゃんのおかげで仕事が片付いたんだから」

「それはそうだが・・・・結城 静香さんで間違いないですか」

「はい」

「貴女のご両親の依頼で貴女を探してました。一緒に帰りましょう」

「・・・・・・・・」

静香は伺うようにAを見る
Aはそれに気付き、頷く

「・・・・・はい」

すると、Aの耳に小さな音が届く

「!」

「っ全員・・・道連れだ・・・!」

捕らえられていた男の近くにはタイマーがついた箱

「っ!」

Aは箱を抱き締めた

その瞬間、爆発音が響き渡った・・・・・

5)白虎の異能力者→←3)誘拐



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しの - とても読みやすくて好きです!夢主ちゃん可愛い...他作品の更新で忙しいかもしれませんが、こちらの作品の更新もぜひ!!待ってます!! (2023年3月26日 16時) (レス) id: 47a7886cb6 (このIDを非表示/違反報告)
きんぴらごぼう☆(プロフ) - 面白すぎて一気見しちゃいました!続きまってます! (2023年3月25日 7時) (レス) id: c534bb58ca (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 続きをください…まじで (2023年2月28日 23時) (レス) @page36 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
琉亜 - て (2023年2月24日 2時) (レス) @page36 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
yukihina(プロフ) - 始めまして!呪術廻戦とのコラボ面白いです!!普通に作品として沢山読みたいです!!! (2022年12月31日 5時) (レス) id: 6f965a4945 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水琴 | 作成日時:2019年9月28日 19時

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