18）爆弾と白い夜叉�� ページ20
〈お前の任務は爆弾の死守だ。邪魔物は殺せ、【夜叉白雪】〉
少女の背後に現れた白い夜叉
「(異能力・・・今の声は、マフィア)」
少女が持つ携帯電話から聞こえる声に聞き覚えがあった
その瞬間、白い夜叉は目の前にいて、刀が迫っていた
「！！」
Aは咄嗟に両腕を虎化させ、受け止める
「？」
夜叉を見ると、違和感を感じ、首を傾げる
「・・・どうして、こんな事を・・・」
「・・・私の名は鏡花、貴女と同じ孤児」
夜叉から鏡花と名乗る少女を見る
「好きなものは兎と豆腐、嫌いなものは犬と雷。マフィアに拾われて、六ヶ月で35人殺した」
「・・・・・・・・・・・」
Aは何も言わずに鏡花を見つめる
〈爆弾を守れ、邪魔物は殺せ〉
再び刀を抜く夜叉を虎化した腕で受け止める
「・・・・・・貴女は、どうしたいの？」
「え」
「望みがあるなら、言葉にしないと伝わらないよ・・・？」
ふっと見れば、不安げに怯える乗客達
「・・・・・爆弾はどこ」
「・・・・・・・・・私は鏡花、35人殺した」
Aは鏡花の目を見つめる
「最初に殺したのは三人家族。父親と母親と男の子。夜叉が首を掻き斬った」
着物の襟を掴み、広げる
そこには爆弾・・・・
「・・・・・何をしてほしいの？」
すると、スピーカーから声が聞こえた
〈生きてっかい！？A！〉
「！与謝野先生・・・」
〈こっちのヘボ爆弾魔によるとそっちの爆弾は遠隔点火式だ。間違った手段で解除すると数秒でドカン！〉
〈解除するには非常時用の停止釦しかない！そっちのマフィアが持っている筈だよ！〉
「・・・・・・君が持っているの？」
Aが手を出す
鏡花はその手を見つめ、四角の装置を手に乗せた
Aは鏡花を気にしながらも、釦を押した
すると、爆弾からピッと音
〈それを押したのか、鏡花〉
響き渡る電子音
〈解除など不要、乗客を道連れにし、マフィアへの畏怖を俗衆に示せ〉
「爆弾を外して！」
「間に合わない」
鏡花にドンッと突き飛ばされる
「私は鏡花、35人殺した」
“言葉にしないと、伝わらないよ”
「もうこれ以上誰も殺したくない！」
そう言って、鏡花は破壊されていた出入り口から飛び降りた
「“白”」
迷いなく、Aは鏡花を追って飛び降りた
虎化した腕で爆弾を剥ぎ取り、なるべく遠くへ投げる
激しい爆音と爆煙を受けながら海へ飛び込んだ
「A！！っくそ！」
与謝野はすぐに走り出す
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しの - とても読みやすくて好きです！夢主ちゃん可愛い...他作品の更新で忙しいかもしれませんが、こちらの作品の更新もぜひ！！待ってます！！ (2023年3月26日 16時) (
レス) id: 47a7886cb6 (このIDを非表示/違反報告)
きんぴらごぼう☆(プロフ) - 面白すぎて一気見しちゃいました！続きまってます！ (2023年3月25日 7時) (レス) id: c534bb58ca (このIDを非表示/違反報告)
眠いちゃん - 続きをください…まじで (2023年2月28日 23時) (レス) @page36 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
琉亜 - て (2023年2月24日 2時) (レス) @page36 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
yukihina(プロフ) - 始めまして！呪術廻戦とのコラボ面白いです!!普通に作品として沢山読みたいです！！！ (2022年12月31日 5時) (レス) id: 6f965a4945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2019年9月28日 19時
