【妖怪パロ】�∪蘿�桜の主 ページ22
「う、わぁ・・・・！！」
あっという間に満開になった千年桜
ふわり、と花びらと共に舞う衣
光に輝く金糸を靡かせ、舞い降りるその人
「おはようございます、Aさん」
「お目覚めはいかがですか？主様」
ゆっくりと開かれた瞼
宝石のような赤い瞳が光る
「ご機嫌よう・・・一年ぶりに目覚めると、新しい顔が増えたかしら・・・？」
「えぇ、紹介しますね、Aさん」
太宰は敦をAの前に立たせる
「この子は敦くん。大陸の方からこっちに連れてこられたんです」
「は、初めまして・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
Aは敦を少し見つめ、ふわりと微笑んだ
「この山の神木、千年桜に宿る春の精、Aと言います。ようこそ、私の土地へ。四方を司る白き虎の仔」
今まで見てきた中でも、何よりも、とても綺麗な妖怪だった・・・・・
―――――――――――――――――――――
森と福沢を引き連れ、山を歩くA
花びらと共に、彼女が歩いた後から、雪は解け、芽が芽吹き、暖かな風が吹く
「わぁ！主様！！」「主様がお目覚めだよ！！」「おはようございます！主様！」「やっと春が来るよ！」
山に住むたくさんの妖怪達が出迎えた
「ご機嫌よう、みんな変わりはないかしら」
Aはひらひらと手を振る
「わぁ・・・凄い・・・あっという間に春になった・・・」
「この山から、春の風が広がって、季節が変わるんだよ」
「A様って、凄い方なんですね！」
「あぁ、とても凄い妖だ」
「なんせ、この山を消し去るんじゃないかっと言われた争いを止めるような女神様ですからね」
安吾の言葉に「えっ！？」と驚愕する敦
「？それは僕も知りません」
芥川も首を傾げていた
「そうだな、芥川も、まだ居なかった時だなぁー」
中原は思い出すように空を見上げる
「そうだねぇ・・・・あの時は、いくら私でも死ぬかと思ったよ！」
太宰が汗を流しながら笑った
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碓氷時雨(プロフ) - 大倉��子さんの「��」は、音読みで「ヨウ、ユウ、オウ」訓読みで、「さかん」と読みます。訓読みの「さかん」で調べると早く出てくるのでおすすめです！更新頑張ってください！！ (2020年1月7日 15時) (
レス) id: d4ecd76fec (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - 文ストのコミックも出ましたなぁ…更新ありがとうございます (2020年1月6日 20時) (レス) id: 05be0b6c74 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くていつも続きを楽しみにしてます。もし可能ならば鬼滅の刃とのコラボも読んでみたいなーと思ってます。これからも水琴さんのペースで更新頑張ってください！ (2019年12月31日 8時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 妖怪パロの内容だけと言わずにかけたら書いて欲しいです！ (2019年9月28日 21時) (レス) id: 7e02cb7fdb (このIDを非表示/違反報告)
マッキー(プロフ) - 評価とお気に入り登録しました！更新頑張ってください！ (2019年9月11日 15時) (レス) id: 1f3e6b65e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2019年7月7日 18時
