日常 ページ4
『おはようございます。』
聞こえないぐらい小さな声で挨拶をして職場に着く。
私の職場。『武装探偵社』
厄介ごとに巻き込まれやすい…というか厄介ごとを受け付けているようなところだから、ほんとはここで働くのは不本意なのだが。
ここの社長、福沢諭吉さんにはお世話になっていたし、何より私自身がある意味厄介ごとなわけで。
そんな私にここで働かないかと誘ってくださった。そのうえ社員寮という住居まで提供して下さったのだ。
断ることなど出来ないだろう。心境的にも、将来的にも。
この誘いをもし断っていたら住む場所もないと考えるとゾッとする。
「おはよう。」
こんな小さな声にも反応し、さらに挨拶えを返してくれる。
この落ち着く低音声の主は国木田さん。
国「今日も早いな。全く太宰もこれぐらいの志でいればいいのだがな…」
と言っても小さな声でも聞こえるのはそんなにおかしくはない。
なぜなら今この探偵社には私と国木田さん以外には誰もいないからである。
私はなるべく誰にも会わないために早く出社しているのだが、国木田さんは違う。
朝から書類や依頼の確認、誰よりも早く出社し仕事をしているらしい。
毎日思うがほんとにしっかりしている人だと感心する。
国「あ、そうだったな。」
国「今日買ってくるものはこれだけだ。」
そう言って渡されたのはチェックシート式のメモ用紙。
私の仕事の一つは、ここに書かれてあるものを買って昼に探偵社に届けるというものだ。
買うものはその日によって違うが、だいたい紙や万年筆、クリップ、ファイル。
それと時々コーヒーや紅茶など。
そして毎日たくさん買わなければいけないものは、駄菓子。
駄菓子と言えば頼むのは一人しかいない。まぁ、江戸川さんだ。
駄菓子といっても色々あり、飴や練って食べるもの。スナック菓子、グミ、チョコレイト。
時々ラムネをケースで頼まれることもあり、毎日確認が重要になる。
国「今日の駄菓子はあれだ。前買ってきた水飴。あれが気に入ったらしい。
悪いがもう一度同じものを買ってもらえるか?」
あぁ、この間いつもと違う駄菓子屋で買ったものか。
『はい。出来るだけ多く買っておきますね。』
国「あぁ。頼む。この金を使ってくれ。」
買い物用の財布に入れ、鞄にしまう。
『では、行ってきます。』
国「気を付けるんだぞ。」
『はい。』
いつもの会話をし、探偵社出る。
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ミコール(プロフ) - Saraさん» コメントありがとうございます!!全員ですか、、一度切り離すと神経と血液使っちゃうので今の夢主ちゃんでは難しいかも知れません、、、でもいつか出来るようにそれも頭に入れて構成練ってみますね! (2018年10月23日 17時) (レス) id: d52724f311 (このIDを非表示/違反報告)
Sara - 面白いです ついでに肢体窃盗犯たちの肢体を取ってしまって被害者達全員の体を治しましょう (2018年10月23日 15時) (レス) id: 6cf2837f77 (このIDを非表示/違反報告)
ミコール(プロフ) - ♪美桜♪さん» コメントありがとうございます!出来るだけ早く更新出来るよう頑張りますね!これからもよろしくお願いします…! (2018年10月22日 19時) (レス) id: d52724f311 (このIDを非表示/違反報告)
♪美桜♪ - コメント失礼します。こういうシリアス系のお話も好きなので嬉しいです!これからも作者様のペースで更新頑張ってください!応援してます! (2018年10月22日 19時) (レス) id: 951996096a (このIDを非表示/違反報告)
ミコール(プロフ) - めええいさん» あ!ほんとだ、わああ気づきませんでした…ありがとうございます! (2018年10月22日 7時) (レス) id: d52724f311 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミコール | 作成日時:2018年10月22日 0時