【まふまふ】今日から嫁を本気でオトします

オトします。 ページ14

未結に朝ごはんを食べさせて、

食器を片付けて部屋の掃除をして。




家事に一区切りをつけたら、さっそく結婚記念日の案を練る。


どうしようかな、何をしたら喜んでくれるかな。







どうせならびっくりさせたいな。


うーんうーんと唸ってみても、なかなかこれだ！とぴんとくる案はない。








｢うーーーーん…｣


スマホをいじりつつ机に突っ伏す。


2人っきりで食事とか映画とか、僕は全然行きたいんだけど…

Aは嫌がるよね…。





でも、3人で外食しようとか遊びに行こうって言ったらきっと未結に気を取られて記念日どころじゃなくなるかな…



うーん、何かしらするにしても家かな…。


家で特別感があって、記憶に残りそうなことかぁ…。


む、難しい…。







なかなかに無理難題な気がして、現実逃避をするようにお絵描きを楽しむ未結に視線をやる。


独特な握り方でクレヨンを持ち、独特なセンスで描かれている絵。





｢何描いてるの〜？｣


声をかけると、ニコニコしながら



｢パパとママ〜！！

あときよねこ！！｣



｢…

あぁ、キヨ猫ね｣




未結画伯の描いているものは、僕とAなのかはあんまりわからないけど


一生懸命描かれていて微笑ましくなった。






未結は僕の元にたたたっと駆け寄ってきて、


｢これねー、パパとママにあげりゅの！｣



とニコニコと笑った。

その笑顔はAにそっくりで、彼女の笑った顔が恋しくなる。





Aの笑った顔…見たいなぁ…。


未結の頭をぽんぽんと撫でて、ありがとうって言ってからまたスマホに目を落とした。









一生懸命に、か。



Aの笑顔を頭に浮かべたら、どんなことでもしてあげたいと思った。









Aが喜びそうなこと…

前に喜んでいたこと…




そういえば、昔…


僕が料理をしたらすごい喜んでたんだっけ…。









………よし、決めたっと。






＊＊＊＊＊＊


たくさんのコメントありがとうございます！

返事する時間なくて返してませんが、ちゃんと一言ずつみております！
亀更新なのにこんなにたくさんの評価を頂いて大変恐縮です…。


コメントいただけると更新するかって気持ちになるのでまだまだ募集しております笑

これからもよろしくお願いします！

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