43本目。 ページ44
夏樹はお風呂場へと行ってしまって、1人ぽつんと取り残されて寂しくなったあたし。
とりあえず近くにあったリモコンでテレビを付けてみる。
たまに見るバラエティ番組が流れ、ぼーっと液晶画面を眺めていた。
というか、暑い。
まだまだ蒸し暑いこの季節。
薄手のカーディガンでさえべたべたして気持ち悪い。
下はノースリーブのワンピースドレスだけど、カーディガン脱いでも別にいいよね。
そう思って白いカーディガンを脱いでたたみ、カバンの近くに置いた。
｢お風呂沸いたらすぐ入ってね〜｣
てってっと足音がして、夏樹が声をかけてくれる。
｢うん、ありがとう〜｣
その声に振り返ってお礼を言うと、途端に夏樹の顔が真っ赤に染まる。
どうしたの？と問いかけると、
｢いや、なんでもない。
うん、なんでもない｣
と多少暗示をかけるように言われた。
大丈夫かな、多少心配だけど。
｢あ、テレビ勝手につけちゃった。
ごめんね、見させてもらうね｣
｢あ、うん。
大丈夫だよ！｣
タオルやら何やらを持ってパタパタと忙しなく部屋を駆け回っている夏樹。
手伝った方がいいのかな。
『お風呂が沸きました、お風呂が沸きました』
機械的な声が聞こえたと思うと、
｢あ。
沸いたから入っちゃって！！
着替えは俺の服置いておくよ！｣
と奥の部屋から聞こえたので、｢お借りします…｣と小声で呟いてからお風呂場のドアを開けた。
＞＞＞＞＞＞
｢ぶ、ぶかぶかだ…｣
でろんとだらしなく垂れ下がった袖を見て、一言。
お風呂を借りてさっぱりして、夏樹の服を貸してもらって着てみた。
まぁ、予想通りサイズは大きい。
でも、せいぜい少し丈が長いくらいだと思ってた。
だけども実際はパーカーがワンピースになりそうなくらいおっきくて。
細いけど、夏樹も男の子なんだなぁってしみじみ思う。
ズボンはウエスト周りのサイズが合わず、紐をしっかり括らないとずり落ちてしまう。
若干萌え袖になりながら、リビングへと続く扉を開けた。
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リみみ - ぽきさんは北川大雅です！上からでごめんなさい (2018年6月7日 20時) (
レス) id: e4407b93c6 (このIDを非表示/違反報告)
ミルコ(プロフ) - 名無し君さん» (確かに…)て、テンパってそこまで頭が回らなかったということで！！ (2017年6月9日 7時) (レス) id: 8f15edc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ミルコ(プロフ) - ミッキーさん» まぜちゃん… (2017年6月9日 7時) (レス) id: 8f15edc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し君 - 鍵って大家(管理者)に頼べば合鍵で開けてくれるのでは？ (2017年6月9日 7時) (レス) id: 3a9ab4d4e9 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - 『黄身ちゃんをヘラちゃんでまぜちゃん。』 (2016年12月1日 23時) (レス) id: b0dbcdb014 (このIDを非表示/違反報告)
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