21本目。 ページ22
ぴんぽーん
｢んぅ……｣
うるさい玄関のチャイムの音を聞いて起きるほど、イラッとする起こされ方はないと思う。
ぴんぽーん
まだパジャマ姿のままベッドに入っていたあたしは、鳴り響くチャイムの音に不機嫌にまゆを寄せた。
ドンドンドン
ぴんぽーん
｢…んー…うるさ…｣
なんだよこんな朝早くから…
のそっと起き上がり、ボサボサの髪の毛のまま玄関のドアを開ける。
がちゃり
｢うるさい眠い帰ってください｣
ほとんど目を開けず、目の前に立っているであろう誰かに言う。
｢おい、初っ端からそこまで言うことないだろ｣
寝起きの機嫌が悪いところだけは変わんねーな、と言った相手。
誰だコイツ、と思って目をこじ開けると。
｢やっと目ェ開けたな。
お久しぶり〜｣
｢清川咲夜君じゃないですか｣
見覚えのある幼馴染みがニヤニヤと笑って立っていた。
｢なぜフルネーム？
…まぁいいか、邪魔するぞー｣
｢勝手にはいってるじゃん｣
引っ越してから初めてあたしの部屋に入るのに、コイツはまるで家主かのように振る舞う。
人様の家に来ていきなり冷蔵庫開けるか？
｢うわ、女子力皆無｣
｢冷蔵庫でわかんの！？｣
冷蔵庫の中身を散々漁り、あたしの大好物のたけ○この里を発掘。
嬉しそうにソファに寝転び、あたしの大好物(重要)のたけ○この里を頬張りはじめる。
｢清川くん？
何をやっているのかな？｣
｢見てのとおり、たけ○この里食ってる｣
いや、なに平然とした顔してんだよ。
｢それ誰のやつ？｣
｢俺が冷蔵庫から見つけたから俺のやつ｣
｢そーかそーか…
死ねェェェェ！！！！｣
怒りに任せ、近くにあったティッシュケースを咲夜くんに向かってぶん投げる。
ティッシュケースは宙を舞い、咲夜くんの鼻先にクリーンヒット。
｢ふぐっ！！｣
痛がる咲夜くん。
ふん、あたしの大好物を勝手に食べた罰だ！
＊＊＊
幼馴染みの清川咲夜ことゲーム実況者｢キヨ｣が部屋に乱入してきたという事で
二度寝する訳にもいかなくなりました。
適当に部屋着に着替えた時、
ぴんぽーん
またチャイムが鳴る。
今度は誰だよ…
心の中で毒づきつつ、
｢はーい｣
がちゃりと部屋のドアを開けた。
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リみみ - ぽきさんは北川大雅です！上からでごめんなさい (2018年6月7日 20時) (
レス) id: e4407b93c6 (このIDを非表示/違反報告)
ミルコ(プロフ) - 名無し君さん» (確かに…)て、テンパってそこまで頭が回らなかったということで！！ (2017年6月9日 7時) (レス) id: 8f15edc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ミルコ(プロフ) - ミッキーさん» まぜちゃん… (2017年6月9日 7時) (レス) id: 8f15edc2e9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し君 - 鍵って大家(管理者)に頼べば合鍵で開けてくれるのでは？ (2017年6月9日 7時) (レス) id: 3a9ab4d4e9 (このIDを非表示/違反報告)
ミッキー - 『黄身ちゃんをヘラちゃんでまぜちゃん。』 (2016年12月1日 23時) (レス) id: b0dbcdb014 (このIDを非表示/違反報告)
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