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第 2 章 ページ39

しばらくの間、部屋で一人溺れ無人島へとついた(治った)。陸に打ち上げられてサバイバル……!って感じでアニメではなりそうな場面をイメージして一人妄想をし始める。

山の中を探索してたら、可愛い女の子。そうだなぁ〜、灰色の髪に褐色の肌でクリクリの瞳のミニスカ美少女! かよちゃんが一人泣いてるのを見つけて、私が背中をさすってあげるの!

えっ、めっちゃ良くない!?
萌えない? それからは、『私も打ち上げられたのっ!』なーんて言って愛が芽生える……!

ぐふふっと気持ちの悪い笑みをこぼした瞬間、鼻にスッーと何かが。

そして、床に赤いシミが広がった。
「あ、鼻血でたわ」
床から起き上がり鼻を抑える。
「ティッシュはーどこだ?」
手の隙間から血がダラダラダラダラ……と、流れ落ちていく。
ホラー映画? みたい。ホラーかぁ〜……あ、ダメダメ!もっと出てくるっ!

あっちこっちと部屋の中を探し回る。
机の中を開けてみても、あるのはあの手紙とよく分からない物ばかり。あとの場所も同じ、よく分からないものばっかり。

仕方ない、リビングまで降りるか……!
部屋から出て、血を垂れ流しながら階段を降りていく。
すると、玄関の扉がガチャっと音を立てた。

「ただいま」
そう言って入ってきたのは凛月。
玄関に入るなり、なにか鼻に掠めたのか
「兄者の匂いがする」
そう怪訝そうな顔でつぶやいた。

「おかえり」
鼻声でそう言い『零、いないよ』と急ぎ足でいいリビングへと急いだ。
飾り棚の上に置いてあるティッシュを二枚取り鼻にあてる。そして、もう一枚取り出し片手でくるくると小さめに巻いていく。そんな中、ゆっくりと凛月がリビングへ入ってきた。
「床のあれ、あかねの血……?」
「そう、ごめん!今拭くからまって」

手元に視線を向けたまま私が返すと、ゆっくりとこちらへ歩み寄り『別にそれはいいんだけど』と言い私の肩に凛月の手が置かれた。
「……あかね」
静かに私の名前を呼んだ。
さっきのトーンとは少し違う。いきなり、なんなんだろ。
振り向き、首をかしげる。

「兄者と何かした?」
まっすぐとした視線に驚きつつ、思い当たる節を探す。……けれど、なにも思い当たらない。
だいたい、凛月みたいに帰ってきたときは優しくしてくれたからなー。特には、何もないと思う。
「何もしてないと思うけど?」
「……そう」
不服そうにうなづいた。『どうしたのか』聞きたいけど、教えてくれそうな感じじゃないな。凛月の顔をみつめる。

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ももいちご。(プロフ) - 柊葉 美恋さん» いえいえ! 頑張ってください(^^♪ (2017年5月28日 23時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
柊葉 美恋(プロフ) - ももいちご。さん» 擬人法と情景ですね…ありがとうございます!お礼遅れてしまい申し訳ありませんでした!これからも頑張ります。 (2017年5月28日 22時) (レス) id: 9d30e55e48 (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご。(プロフ) - 少しずつ入れていくといいのかもしれません。あと、擬人法もあったほうがより味のある小説になると思います!! このくらいのアドバイスしか出来ませんが、これからも更新頑張ってください(´˘`*) (2017年5月8日 22時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご。(プロフ) - イベント参加ありがとうございます! あんスタは友達が好きなので少しは分かりました! 面白かったです! 1つアドバイスさせていただくならば「情景」が物足りなかったかな…と。しかし入れすぎてもこの小説の雰囲気を壊してしまうので、 (2017年5月8日 22時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
柊葉 美恋(プロフ) - 日向サクさん» コメントありがとうございます!背後からギュは王道よね〜。期待に答えられるよう零が登場してくるところを増やして行きます!これからも宜しくお願い致します! (2016年10月19日 18時) (レス) id: 9d30e55e48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊葉 美恋 | 作者ホームページ:(*/□\*)  
作成日時:2016年10月10日 15時

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