【あんスタ】トリップ期限1ヶ月【朔間兄弟】

第 1 章 ページ3

そこには、やはりあんスタのキャラ。
真緒くん、スバル、北斗くん、ゆうくんの4人、トリスタがいた。
それに加え、茶髪の可愛い系女子。
女の子はきっと、あんずだと思う。

なんて、冷静に語ってるけど、理解不能！トリップしたの！？

なに！？あんずちゃん可愛い！結婚しよう！
って、元気が出ないから表情にも言葉にも出ない。
てか、この状況が分からない。

なんで、私の名前を知ってるんだ？
そんな混乱も知らずに真緒くんが
「やっぱり。……また貧血か？
貧血にならないようにって、スクバの中に飴入れてただろ？」
と、スクバを指差し言う。
私はぼーっとしながら、
「あぁ。……ありますな」
とだけ言い、スクバを漁る。
ん？
……まて、なんで知ってる？


「サリー！この子誰？」
元気な声。多分、スバルが真緒くんに聞いた。
周りの2人も興味津々。
因みに、私も。
返答を待つ。


「あ、こいつ？凛月達の妹」


「え……」
爆弾を落とされて唖然。
思わず声をあげて、スクバを漁る手を止めた。

まじか。朔間兄弟の……別に2人は好きだよ？推しだもん。でも、なんで？

「あかねちゃん……だっけ？
大丈夫？」
あんずちゃんらしき人が顔を覗き込んできた。
か、可愛い！

「え、鼻からケチャップが……飴ありました」
片手で鼻を押さえて、片手で飴を瞬時に探し出し見せる。
てか、地味に敬語。仕様がないよね？初対面だもん！

あんずちゃんは、頭上にクエスチョンマークを浮かべて
「鼻からケチャップ？」
と、首を曲げて呟いた。
真緒くんが呆れ顔で口を開く。
「そいつの話にまともに付き合わない方がいいぞ〜。てか、飴あるなら」
だけど、途中までで遮られた、
「あー！その飴キラキラしてる〜！一つ頂戴！」
と、いうスバルの声に。

え、どうしよう。あげていいのかな？
僕の前で手を出してる。目とかキラキラしちゃってるよ？

「スバル遮るなよ」
「ごめんごめん！」
真緒くんとスバルが絡んでいる。
私的には、せないずとゆうくんの絡みが見たい！
なんて思いながら2人をガン見する。
てか、そんな場合じゃないよね。
2人から目を離し机に伏せる。

「明星がすまない。具合が悪いっていうのに」
北斗くんに申し訳なさそうな声で言われた。顔を少し横に向け5人を見る。

えーっと、どうしたらいいんだろう。
「え、あ、え、……あぁ」
少しキョドッて返事をした。

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