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第1章 ページ18

うーん。
あ、勝てる方法見つけた!

「じゃあ、仕方ないなー」
呆れた風にして、ふぅと息を吐く。
人差し指を零に向け、息を思いっきり吸い込み……

「『吸 血 鬼 は 俺 が 殺 す!』」
と、終わりのセラフィムのセリフをイケボで叫ぶ。

どや!

シーンと1秒間くらい静まり返った。
え、あ、え?


「きゃー、かっこいー。イケメーン」
と、やる気のない凛月の棒読みが沈黙を破った。
そして、なぜかこちらにすごい速さで走ってくる。

こういう時ばかりまともに動くんだね。なんて思うけど黙っておく。

「りつ〜、あかね〜」
零は死にそうな声を出しながら、残念そうに私らを見つめてから、
「あかねも、吸血鬼じゃのに我輩を殺してしまうのかのぉ?寂しいぞい」
と、鳴き真似をしました。
てか、だから、

「いいや。私、人間」
と、即答する。

凛月は、少し呆れ気味に私を見てため息をつき、
「え〜、あかねまだ人間って言ってるのー?」
と、言った。

『だって、人間だし」
そーいや、ほんとに吸血鬼なのかな?この2人?
前から少し疑問に思っていたけど。どうなんだろう。少し考えていると、

「まあ、いいんじゃよ凛月」
零がニコニコとしながら凛月に向かっていう。

少し、意味深だなー。
まあ、人間だからね私。血とか欲しくならないし。
人間が吸血鬼に変わるとかないでしょう?
トリップしてもさ?

多分、人間だよ。

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ももいちご。(プロフ) - 柊葉 美恋さん» いえいえ! 頑張ってください(^^♪ (2017年5月28日 23時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
柊葉 美恋(プロフ) - ももいちご。さん» 擬人法と情景ですね…ありがとうございます!お礼遅れてしまい申し訳ありませんでした!これからも頑張ります。 (2017年5月28日 22時) (レス) id: 9d30e55e48 (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご。(プロフ) - 少しずつ入れていくといいのかもしれません。あと、擬人法もあったほうがより味のある小説になると思います!! このくらいのアドバイスしか出来ませんが、これからも更新頑張ってください(´˘`*) (2017年5月8日 22時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご。(プロフ) - イベント参加ありがとうございます! あんスタは友達が好きなので少しは分かりました! 面白かったです! 1つアドバイスさせていただくならば「情景」が物足りなかったかな…と。しかし入れすぎてもこの小説の雰囲気を壊してしまうので、 (2017年5月8日 22時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
柊葉 美恋(プロフ) - 日向サクさん» コメントありがとうございます!背後からギュは王道よね〜。期待に答えられるよう零が登場してくるところを増やして行きます!これからも宜しくお願い致します! (2016年10月19日 18時) (レス) id: 9d30e55e48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊葉 美恋 | 作者ホームページ:(*/□\*)  
作成日時:2016年10月10日 15時

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