相方は女装した俺に恋したそうです。【そらまふ】

S ,人生最大の黒歴史 ページ2

ちょっと前の事。


中学時代からの親友、そらるinfoこと藤沢葵を含めた5人で久しぶりに地元の居酒屋で呑んでいた。


話は大学時代の俺の女装写真(人生最大の黒歴史)になり、とても盛り上がった。


葵「懐かしい〜。ハロウィンの時だっけ」

彼方「うん、昔は馬鹿だったな〜。」

友達A「てか普通に可愛くね？」

友達C「こっちの写真上目使いだし!」

葵「確かに可愛いwこれピアノ弾いてるやつじゃん。」

友達B「思った！色白だし全然付き合える。流石王子だな！」

彼方「は〜？」



その時

バシャッ


肘が当たりグラスを倒してしまった。


彼方「うわっ、ごめん！」


すぐに謝ったが倒れた先を見ると鞄にかかっていて床はびしょ濡れだった。


友達C「げっ、俺のなんだけど…」

彼方「本当にごめん!」

友達C「まぁいいk…」ﾆﾔﾘ


鞄を開け中に入っていた濡れた紙をとりだした。

文字がズラーっとならんでいて見るからに重要書類だ。



友達B「まさか…」ﾆﾔ

友達C「これ(過去に使ってもう必要無くなった)大事な資料なんだけど…。」

友達A「どうすんだよ彼方ぁ〜」ﾆﾔﾆﾔ

彼方「えぇ!!本当にごめん!」

友達C「じゃあさ…」


少し間をあけてにやつきながら言った。

友達C「許してあげるから、代わりにこの写真ちょっと使わせてよ。」ﾆﾔﾘ

彼方「は？……まぁ、それで許してくれるなら〜」

友達C「OK！じゃあ今の件は無かった事にしよ。」



正直そんな事で許してくれるのか、と思ったが口にしてしまったら他にも条件を追加されそうだから言わないでおく事にした。

友達Cはそういうやつだからね←



葵「その写真何に使うの？」



それ。
俺が一番気になってた。



友達C「う〜ん、言ったものの決めてないんだよねw」

友達B「じゃあさ、その写真アイコンにしてツイッターにアカウント作んない?」

友達A「何それ、面白そうww」

友達C「賛成、彼方はそれでいい〜？」



いつもなら絶対断ってた。


ネットで活動してる身だし、SNSの恐さは理解しているつもりだった。



でもその日は酔っていた事もあって



彼方「ん〜。いいけど、あんま変な事すんなよ〜。」



若干ノリ気だった。

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