#24 ページ24
.
ーー次の日の朝、私はソファの上で丸まって寝ていた
「…っ、いたた…」
彼の寝相といいイビキといい…だからソファに避難させて貰った
嫌いになる、とかじゃないんだけれど慣れてないし隣では眠れなかった
「…朝ごはん作ろう」
まだ完全には回復していない頭でキッチンに立つ
ご飯…といっても簡単に食べれるものにするし
彼がいつ起きるかもわからないし笑
「…んーぅ…」
「起きた?」
「…んー。うん」
「もう11時だけど」
「え?まじ?」
「うん」
私はもう私服に着替えたし、なんなら近くのスーパーで基礎化粧品やらを買ってメイクも済んでる
「…お腹すいた」
「パンあるよ」
「みずー…」
「あ、そっち?」
まだベッドから一歩も離れずにいる彼にお水を渡せば
「…やっぱりメイクしてもしなくても可愛い」
「…な、に?いきなり」
「照れてるし」
「チークだし」
「顔全体に塗ったの?」
「…早く着替えないとご飯食べちゃうよ」
「待って!まじやめて笑」
ーー結局お昼過ぎに祐希くんの家を出た。
「これいいんじゃない?」
「え?これ?似合う?」
「似合うっしょ」
そしてショッピングに来た
服を選んであげる、とお洒落なショップに入る祐希くんは
背が高いからまぁ目立つし店員さんからキャーキャー言われてる
「…背、低いからなぁ」
「あぁ笑」
「なによ、あぁって」
「可愛いよね、ちっさくて笑」
「褒めてないでしょ」
「好きだけど?ちっさいとこも。…じゃ、これ買っちゃうね」
「え?!」
買う、なんて一言も言ってないし
お金出すよ!!と言おうとしてやめた
イタリアでは割り勘でさえも引かれるし、女性にお財布を出させる男性はよくないと言われている
いくら日本語でも、行動で何しているかわかるだろう
…心苦しいけれど外では彼を立てるためにグッと我慢した
.
945人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりん(プロフ) - 覚えて頂いているなんてありがとうございます!!めちゃめちゃうれしいです(^。^)応援しています! (2019年11月15日 12時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - まりんさん» まりんさんだ!!いつもコメントありがとうございます!ただ今頑張って執筆してます笑 いつもありがとうございます(*´ω`*) (2019年11月14日 19時) (レス) id: 1f1f253b37 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - とてもいいお話で続き気になります!頑張ってください! (2019年11月14日 12時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - yumi06300658さん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます!先程更新させていただきました^ ^ (2019年11月11日 17時) (レス) id: 1f1f253b37 (このIDを非表示/違反報告)
yumi06300658(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます。次回楽しみにしています。 (2019年11月11日 15時) (レス) id: 127c71edcd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:aaako | 作成日時:2019年11月9日 8時