アイドルやめて、俳優になりました３

守りたい ページ43

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side 吉沢亮





「「いぇーーーい！！」」




オフが重なり、Aと久しぶりにカラオケに行った

気を使わずに過ごせる相手に、疲れた心は安らいで。




「ちょ、トイレ」

吉沢「おー」




バタバタと部屋を出るA


俺は熱唱して帰りを待つ






ーー 一曲を歌い終え



二曲目を歌い終え



おかしい、とトイレまで行ってみると






「…もう、いいっすか」

？「その顔がうぜぇんだよ！！」

「いっ…」




そんな声が聞こえ、咄嗟にポケットに手を突っ込んで携帯を開く

その間も続く会話





？「弱虫が粋がんなよ」

「…なんですか、まじで」

？「目障りなんだよお前！」

「やめてくださいよ…北山さん」

吉沢「…A？」




平然を装って2人の前に顔を出す

びっくりした顔をしたAと…



あぁ、キスマイの北山さんだ、この人




吉沢「なにしてんの？」

北山「あー、ごめ「俺、Aに話しかけてますんで」…はぁ？」

「いこ、亮」

吉沢「先行ってて」

「…おう」




Aを先に部屋へ返し、北山さんと2人きり





吉沢「…もう、関わらないでください」

北山「はぁ？お前誰に向かって口聞いてんの？」

吉沢「アンタだよ北山さん」

北山「お前ふざけてんのか？」

吉沢「…そうやってAを殴ってたんっすか？



今、録音してますからね？いいんですか？」

北山「はぁ？」

吉沢「ちなみに、ジュニア時代にAに暴力振るってた音声とムービーも持ってますよ、俺」

北山「はぁ？脅しのつもりかよ」

吉沢「手をあげてるやつも、私物捨ててるやつも。ムービーにはアンタの顔がバッチリ映ってますよ


アンタらがこれ以上アイツを傷つけるならやりますよ、俺は。
苦しめばいいんだよ、Aが苦しんだ以上に。


って事で覚えといてくださいね。じゃ、失礼します」






「…お、来た」

吉沢「…さー、歌うか！！」

「ん？お、おう」




胸ぐらを掴まれたんだろう

若干シワが寄っているＴシャツを横目で確認する





吉沢「なぁA！」

「ん？」

吉沢「…今、楽しいか？！」

「…楽しいよ！亮が居てくれるから！」

吉沢「よーーし！飲むぞーーー！！！」





俺も楽しいよ





お前が居れば





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