アイドルやめて、俳優になりました３ (ページ42)

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それは俺も、だったページ42

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side ジャニーズWEST 神山智洋

あの日の夜。

俺は淳太くんと照史をご飯に誘った

神山「…黙っておこう。マネージャーにも誰にもいわずに」

中間「いやでもっ…！！」

桐山「それでバレたらえらい事んなるんちゃう？しげも多分言う事聞かへんやろぉし」

神山「…説得しよう。分かってもらうしかない」

中間「でもっ！！」

神山「それしか無いやんか！！俺らが次に進むにはそれしかっ！！」

バレたらあかんねん…！

バレたら…

神山「誰一人欠けたらアカンから

それをとりあえず、しげにわかってもらおう」

なんて話し合った数日後。

ドラマで忙しいしげと数日ぶりの再会

2人きりになったタイミングで話しかければ

神山「しげ、あのっ」

重岡「…もうええよ、神ちゃん」

神山「えっ？」

重岡「わかったから。

…距離、置くから。関わらんから」

そっとしといて…としげはフードを被り、イヤホンを耳に押し込んだ

神山「…ごめんな」

しげが矢狩くんの事を本当に尊敬しているのを知ってる

歌も、ダンスも立ち振る舞いも参考にして

自分なりのアイドル像を目指しているのを俺は知ってる

矢狩くんが大阪に来た時は遊んだ、とか

東京まで遊びに行って、とか

どれだけ親しくしていたなんて一目瞭然なのに。

事務所を辞めた。学業が忙しい、と噂で聞いたしげは凄く落ち込んでた

仕事はばっちりこなしとったけど、なんだか空元気やったし。

…どれだけ大事な存在かって知ってるのに、関わるななんて

そんなことを言わなきゃいけないなんて

ごめん…しげほんまにごめん

…泣かんといてや。声を押し殺して泣かんで

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