gerade Schüler〜masataka.K〜

#7 ページ8

「って感じで言っちゃって…


勝手な事して本当にごめんなさい」

深々と頭を下げる窪田さん

”付き合ってたって…本当？”

なんて言われた時はびっくりした。
どこからバレた？なんて思ったけど、あのカップルがベラベラと…ね。

「窪田さん、気にしないでください。
むしろありがとうございます

これで、未練なくなりましたから！」

「うん…ごめんね…」

「いいんですよ！次に進めばいいんで！

まぁ、恋愛は懲り懲りですけどね」

もう、いいんだ。
一年無駄にしたとは思わない。
お芝居に役に立つかな？なんて思って居る私は…

やっぱり可愛げがないかな？


「男はそんな人ばかりじゃないから！

ちゃんと誠実な人もいるよ！だから懲り懲りだなんて言っちゃダメだって！

…俺じゃダメかな？

友達からでもいいから、俺を知ってほしい。




好きです。Aさんのことが。

今日初めて会って分かったんだ

これは恋だったんだって」

真剣な窪田さん

彼は真っ直ぐな人だってよく聞く

だからさっきの言葉も嘘偽りなんてないんだろう


「ごめんなさい。

もう、恋とかそういうの疲れちゃいました」

でも、それでも

私はもう傷つきたくないの

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