[銀魂]覚えていてね。3[坂田銀時]

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「は？」

夢香の好きな人？

「お前、一体あいつの何知ってんだよ…」

「夢香は僕の主なんだ。だから彼女の言うことは絶対なの。」

心なしか嬉しそうに笑うこの男に若干イラつく。

「夢香の望むことはね、唯一つ。

夜咲Aをこの世から消すことなんだよ。」

「は？！」「な、そんなことさせないアル！！」

「だ、だからさっきから誰の話してんだよ！！誰、夜咲Aって！」

知らない人の名前のはずだけど、妙に愛おしさを覚えた。

頭が割れるように痛くて、その場に座り込んでしまいたくなる。

「…ネ。」

「え、ちょ、神楽ちゃん？！」

ずかずかと大股で近づいて来た神楽は俺の頭を片手で掴むと、

「ほあちゃァアアアアアア！！！」

「ぶぼっ！？！？」

そのまま俺の頭を床に叩きつけた。

「な、何すんだテメェ！！」

「お前は自分の恋人の名前もそんな簡単に忘れてしまうアルか、お前の愛はそんなものだったアルか？！

Aは銀ちゃんが忘れてしまっても好きだって言ってたヨ、なのにお前は…！」

何で神楽が泣いてるんだよ。新八も、何でこいつのこと止めねえんだよ。



『じゃーん、私の手作り料理。どう？上出来じゃない？』

『あはは、そんな怖い顔しないでよ。私なら大丈夫。

それに戦場が私の居場所だ。』

『ねえ、銀時。』

『私は、銀時のことが好きだよ。』

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