[銀魂]覚えていてね。3[坂田銀時]

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「こちら土方、現場に着いたぞ。」

副長の声に、無線から返事が返ってくる。

そうやらみんな位置についたようだ。

パトカーから降りて、私たちも決められた位置に着いた。

ここからは気を引き締めて行かないと。

私の過去を終わらせるために、そしてみんなの未来を始めるために。

「俺の背中はお前に任せる。」

「Aさん、俺が合図出したら土方の首取っちゃってくだせえ。」

「何物騒なこと言ってんだてめーは！？
味方の首切ってどうすんだ、敵斬れ敵を！」

「俺にとっちゃてめーも敵だ、大人しく殺されろ土方。」

「ぜってーお前より長生きしてやらァ。」

「ちょ、二人共静かにして！ったく、沖田。」

「へい。」

かちゃり、とバズーカを肩に背負い躊躇なく引き金を引いた。

その射程距離にはしっかり副長が捉えられていて、

「うォオオオオオオオ？！てめ、なにしっかり俺狙ってんだ！！」

「行きやすぜAさん。」

「ああ、うん、行こう。」

作戦、そんなもの最初から予定通りに行くわけなかった。

だってこんなに個性的な我の強い奴らが集まってるんだよ？

「っはは。」

「なに笑ってんだ、気持ち悪い。」

私は少し笑った。

鞘から刀を抜いて私は襲い掛かってくる敵に斬りかかった。

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