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…え、誰？
私があの日見た男は、もっと背が高くて細い体をしていたはずだ。
けれど、取調室に入れられている男は背は低くガッシリとした体をしている。
｢…副長さん。｣
｢なんだ？｣
｢あの人と2人で話をすることを、許可していただけませんか？｣
｢あ？んなの、出来るわけねぇだろ。
それにお前は被害者なんだぞ。｣
まあ、断られて当然だろう。
でも私は、真実を知るためにも絶対あの男に話を聞かなくてはいけないのだ。
｢お願いします。｣
頭を下げて頼み込む。
すると、扉がカチャリと開いた音がした。
それでも目をそちらにはやらず、ただただ頭を下げた。
｢＿＿＿＿許可してやってくだせェよ、土方さん。｣
どうやら、声の主は沖田だったようだ。
｢そんだけ頭下げて必死に頼んでんでさァ。
しかもそいつは被害者。だからこそ、話す必要ってのがあるんじゃねーですかィ？｣
コツコツと、沖田の足音が部屋に響く。
そして沖田は、頭を下げる私の肩に優しく手を置いた。
｢大丈夫でさァ、話してきなせェよ。｣
らしくない笑顔で私を見つめて言った。
｢…チッ、確かに総悟の言い分も一理ある。
分かった、加害者との対談を許可する。｣
｢…っ、ありがとうございます！｣
｢お咲は俺が連れて行きまさァ。土方さんはここに居て下せェ。俺も後から戻ってきやす。｣
沖田に手を引かれ、そのまま取調室まで歩いた。
｢何かあったら、俺のことを呼べ。
すぐ行ってやらァ。｣
｢はい、ありがとうございます。｣
私はひとつ、深呼吸をするとドアノブに手をかけた。
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ふー - 面白いです！更新頑張って下さい！後名前変換が途中で出来ていないところがあります。面白いので期待しています！これからも頑張って下さい！ (2017年12月30日 17時) (
レス) id: edcc26f827 (このIDを非表示/違反報告)
巫女@桜(プロフ) - 塩さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2017年12月24日 17時) (レス) id: 33d27005e4 (このIDを非表示/違反報告)
塩(プロフ) - 先がとっても気になります！更新楽しみにしてます！ (2017年12月23日 21時) (レス) id: 96f7dda77e (このIDを非表示/違反報告)
巫女@桜(プロフ) - 金太郎さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年11月26日 7時) (レス) id: 33d27005e4 (このIDを非表示/違反報告)
金太郎(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください(^-^) (2017年11月26日 6時) (レス) id: 5319d2ceb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫女@桜 | 作成日時：2017年4月9日 22時
