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ページ39

《ガラッ》

「お咲!」

お咲の部屋の障子を開けると、そこにはお咲と何故か旦那がいた。

「え、総一朗くん?!」

「沖田さん、どうされました…?」

俺はお咲のところまで行くと、旦那なんか気にせずに抱き締めた。

お咲は驚いたようだったけど、抱き締め返してくれた。

「大丈夫ですよ、沖田さん。
____《私はどこにも行きませんから。》」

その言葉は、やけに俺を安心させた。

そしてふっと頭に浮かんだのはあるシーン。

俺は泣きながら女の人に抱きつき、誰かの名前を何回も呼んだ。




『はいはい、沖田。大丈夫だよ。
____《私はどこにも行かないからね。》』




前に一度、俺の夢に出てきた人。

忘れてはいけない、大切な人にお咲はとても似ていた。

これは、一体何なのだろうか。

肝心な名前のところは、何も聞こえない。


…あれ、なんで聞こえないその部分がその人の名前だと分かっているんだ?

もしかして、これは____





____夢なんかじゃなくて、ほんとにあった事?


「え、何これ。もしかしてお前らそーゆー関係なの?銀さんムカつくんだけど、何見せつけられてんの?」

旦那の声で俺の意識は元に戻る。

「いや、別にそういう関係では、」

「別にいいじゃねーですか、旦那には夢香さんがいるでしょう。」

お咲を抱き締めたまま、顔だけを旦那の方に向けて俺はそう言った。

夢香さんという彼女がいるのに、 旦那の表情は何故か曇っていたのだ。

正体不明の→←・



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ふー - 面白いです!更新頑張って下さい!後名前変換が途中で出来ていないところがあります。面白いので期待しています!これからも頑張って下さい! (2017年12月30日 17時) (レス) id: edcc26f827 (このIDを非表示/違反報告)
巫女@桜(プロフ) - 塩さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年12月24日 17時) (レス) id: 33d27005e4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 先がとっても気になります!更新楽しみにしてます! (2017年12月23日 21時) (レス) id: 96f7dda77e (このIDを非表示/違反報告)
巫女@桜(プロフ) - 金太郎さん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年11月26日 7時) (レス) id: 33d27005e4 (このIDを非表示/違反報告)
金太郎(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください(^-^) (2017年11月26日 6時) (レス) id: 5319d2ceb9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:巫女@桜 | 作成日時:2017年4月9日 22時

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