[銀魂]覚えていてね。[坂田銀時]

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眩しい太陽の光で目が覚める。

あれ、私…？起きたばかりの頭を必死に回転させて、昨日の自分を振り返ってみる。

昨日は…あ、そうだ。

お雪を送っていった帰りに、よく分かんないやつに襲われたんだった。

｢いっ、｣

頑張って体を起こそうとしてみるけれど、撃たれたところにうまく力が入らなくて起き上がれない。

それに、なんか…銀時が私のお腹を枕代わりにして寝てるんだよね。

｢あ、あの…万事屋さん…？｣

恐る恐る声を掛けてみると、銀時は薄ら目を開けた。

｢おはようございます、｣

｢んぁ…俺ァ、なんでこんなとこに…？｣

｢さぁ…私に聞かれても…。｣

銀時は少し考える素振りを見せた後、急に起き上がった。

｢わ、｣

｢お前、怪我は？！｣

｢え、あ、大丈夫デス…。｣

此処で思い出してほしいのだが、ここまでの会話。私はすべて寝たきりで話している。

すごい格好だから、早く私を起こしてほしいんだけど…。

｢すみません、起こして頂けませんか…？｣

｢はいよ、…んしょ、っと。｣

｢ありがとうございます。｣

久しぶりに、銀時の体温を感じた。

とても安心する、心地よい感じ。

離れたくない、なんて思ってしまった。

このまま思い出してくれないかなー、なんて考えてみたりもした。

｢あ、そうだ。自己紹介まだだったな。
俺は坂田銀時。万事屋ってのをやってんだ。
何かあったら何時でも来いよ。｣

でも、実際はそうはいかないよね。

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