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従業員に連れがいる、と伝えてお雪を探す。

案外彼奴はすぐに見つかった。

「お雪。」

「銀時、久しぶりだねえ。」

にこり、と上品に笑って俺の名を呼んだ。

嗚呼、そうこれだ。この感じ。

家族のいない俺にとって、家族のような存在だったお雪。

そいつの隣はとても安心して、離れたくないと何度思ったことか。

「おう、久しぶり。」

お雪の前に腰掛け、改めてお雪を見る。

あの頃と、何も変わらない。格好も、雰囲気も。

高杉や、他の仲間だった奴らが変わってしまった今何も変わらないでいてくれることだけがただただ嬉しかった。


____________

それから、何時間経ったのか。

今は何をしているのか、戦争のあとはどうしていたのか。高杉や桂は何をしているのか。

話題は尽きなかった。お互いが、話したいことが有りすぎた。


「そうだ、あたしの家にね、面白い娘が居るんだよ。」

「面白い娘?」

「例えるなら…『太陽』かね。いっつもニコニコ笑ってんだ。」

机に頬杖をついて話すお雪。

これはお雪の癖で、心から好きな何かを話すときにする。

てことは、相当気に入られてる訳だな。

「私がやってる団子屋で従業員として働いてもらってるんだよ。…けど、」

「ん?どうした。」

あんなに楽しそうに話していたのに、顔が暗くなった。

「あたしは…何か、忘れてる気がするんだよ。
私にとって、大事な誰かのこと。」

「おいおい何言ってんだ、もう老ボケか?」

『そっちの方がまだましさね。』と笑う姿を見て、本気で悩んでるんだと分かった。

・→←古い友人とキオクの居場所。



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ふー - 面白いです!更新頑張って下さい!後名前変換が途中で出来ていないところがあります。面白いので期待しています!これからも頑張って下さい! (2017年12月30日 17時) (レス) id: edcc26f827 (このIDを非表示/違反報告)
巫女@桜(プロフ) - 塩さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年12月24日 17時) (レス) id: 33d27005e4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 先がとっても気になります!更新楽しみにしてます! (2017年12月23日 21時) (レス) id: 96f7dda77e (このIDを非表示/違反報告)
巫女@桜(プロフ) - 金太郎さん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年11月26日 7時) (レス) id: 33d27005e4 (このIDを非表示/違反報告)
金太郎(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください(^-^) (2017年11月26日 6時) (レス) id: 5319d2ceb9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:巫女@桜 | 作成日時:2017年4月9日 22時

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