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次の日
いつも通り仕事へ向かう。
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
降谷さんに玄関で見送られるのも、もう慣れたものだ。
バタン、
玄関のドアが閉まる.
ふと、昨日のことを思い出してまた胸が熱くなる。
両手で頬をぺし、と叩いた。
「さ、行こう」
警視庁に着いた私は自分の席に着く。
何故かあの東京都一家殺人事件から、
私はスピーカーで降谷さんの推理を流したのもあるからなのか、警視庁では私のことを
"スピーカー探偵の彼女"と呼ばれるようになってしまった。
彼女でも何でもないんだけど。
いつも通り仕事をしていると。
プルルルル、
電話だ。
本部司令センターからだ。
「はい、警視庁捜査一課強行犯三係の工藤Aです」
"事件です、急行願います"
「わかりました、中村行くよ。事件だって」
どうやら事件は犯人が部屋で立てこもりをしているらしい。
既に1名の警察官が拳銃で撃たれ、危篤状態のよう。
危険な現場だ。
私と中村と数名はパトカーを出して現場へ向かった。
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作者名:つくね | 作成日時:2023年6月18日 6時