北山さんとの恋。

国民的元カレ ページ40

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「ねえ、宏光。」

「んー？」





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昔からの友達であり、



今や人気アイドルグループのリーダーである

北山宏光と

定期的に行なっている飲み会の最中のこと





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「宏光ってファンから国民的元カレって呼ばれてるんだってー笑」




「は？なにそれ笑」



「元カレ感溢れてるらしいよ笑」








「ふーん。


すいませーん、生もうひとつ！」








なんて言って興味なさそう

だけど話を続ける。






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「彼女いたことないから
誰かの元カレになったことないのにね〜




笑っちゃうよね〜笑」








「おま、、それ言うなよ」



「だっておもしろいんだもーん笑









あんなにチャラチャラしてる北山宏光が


実はある女の子にずっと片想いしていて


彼女作ったことないってさ、笑」







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なんて笑ってるけど本当は

内心ちょっと嬉しかったりする。







だって、

彼女いたら、こうして飲みに行けないし

それに







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宏光がずっと好きな子が

自分かもしれないって







あるはずもない甘い夢がみれるから









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「……」


「ねえ、わたしなら誰にも言わないし

相手言っちゃいなよー？









Aちゃんが宏光クンの相談乗ってあげちゃうよー？？？」









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嘘。本当は相談なんて乗ってあげたくない、









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「じゃあさ。」

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