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腕を掴まれる
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「それで帰るのはさすがにやばいから。
俺ん家近いんで、タオルとか貸しますよ?」
.
…見知らぬ男の人の家に行くなんて
普通はありえないけど
今日の私はもうボロボロで
どうなってもいいやって、
こんな私のことを心配してくれて
声をかけてくれた彼に縋りたくて
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「…じゃあ伺ってもいいですか?」
「うし、じゃあ行こ。」
私の腕を掴みながら歩く
彼についていく
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「入って」
まもなく彼の家に辿り着き、ドアを開ける
「そこで待ってて、
いまタオル持ってくるから」
玄関で待たされる私
すると
バサって
タオルが頭に被さる
.
「自分でふける?」
「さすがにそれぐらいは、笑」
「ははっ、だよな笑」
「……」
.
初めて見た彼の笑った顔が、
ありえないぐらいカッコよくて
彼から目が離せなくて
思わず見とれてしまって、
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「…?ふかねーの?」
「はっ!!すみません、今ふきます」
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__ダメだ、今は弱ってるだけだから、
って自分に言い聞かせて
頭に張り付いたさっきの笑顔を消すように
全身を拭いて、
「着替えとかいる?探せばあると思うけど、」
「いや、さすがに大丈夫ですよ、。
彼女さんのですよね?」
「や、彼女じゃねーよ?
誰か女の、笑」
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__もしかして、この人
相当のチャラ男?
今更気付く。
.
「じゃあっ、帰りますね、
ほんとご親切にありがとうございました」
「…家帰っても、またどーせ泣くんだろ?
話でもきいてやろっか?」
「え…良いんですか…」
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確かに今から1人になったら
また絶対泣く。
一人でいたくない、
そんな気持ちが背中を押して
.
「…聞いて欲しいですっ」
.
彼の家の中に足を踏み入れてしまう。
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きょん(プロフ) - りりりさん» こんにちは!気になっていただけて嬉しいです (*´-`) 遅くなってしまうかもしれませんが続きも書こうと思います!!ありがとうございます! (2018年8月8日 6時) (レス) id: f97b1d5cb4 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - あかねさん» わ!嬉しいです( ; ; )了解です!笑 続きます () (2018年8月8日 6時) (レス) id: f97b1d5cb4 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - ぴぴさん» コメントありがとうございます、!ドキドキして頂けてよかったです… //// 続きも頑張りますね!! (2018年8月8日 6時) (レス) id: f97b1d5cb4 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 絵里奈さん» 初めまして!!わ〜ありがとうございます…嬉しいです!やっぱり関係性気になりますよね、笑 ご期待に添えるかわかりませんが続きもお楽しみにしていてください(*´-`) (2018年8月8日 6時) (レス) id: f97b1d5cb4 (このIDを非表示/違反報告)
りりり(プロフ) - こんばんわ(^^)続きが気になります!!楽しみにしてます!!(*^^*) (2018年8月8日 0時) (レス) id: 470bfa0b42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きょん | 作成日時:2018年8月3日 2時