5年越しの…-3- ページ33
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臣「悪い、待ったか?
折角のデートなのにごめんな?で、俺の彼女になんか用?」
芸能人としては相応しく無い行動だとは分かっているが、
男「ヒッ!な、なんだよ、、、
そっちが誘うような態度取ってきたんだろッ」バタバタ
臣「なんだよ、アイツ
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A、大丈夫か?
遅くなってごめんな」
「い、いえ
平気ですからッ」
つい抱き着いていた登坂を握り締めていたAだが我に返りパッと離れる
臣「嘘つけ。んなに震えてた癖に。
今日はそのまま帰ろ、送って帰るから」
「で、でも食事行く約束…………………」
臣「んなの今度で良いだろ」
グイッとAの手を繋いでスタスタ歩いてタクシーに乗り込む
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臣side
終始無言のままタクシーに揺られて連れ帰ったのはAん家
臣「ほんとに岩ちゃん家じゃなくて良かったのかよ」
夜まで撮影とか言ってたからAと出掛けようと思いたったので覚えていたが、幾ら帰ってくるのが遅いといえど誰かが居る方が良いだろう
あんなに怖がってたのに………
「平気ですよ。あのぐらい
登坂さんが大袈裟過ぎるんですッ
折角仕事終わりに来てくれたのに申し訳なかったです。送ってくれてありがとうございます」
本当は今直ぐにでも泣きそうな顔してる癖に
臣「俺の前では強がんなよ」ギュッ
「………強がってなんかないッ
私は登坂さんの事なんて好きじゃ無いんですッ、なのに」
臣「分かってるって。それでもいいから、それでも俺は好きなんだよ」
「本当に変な人ですね、じゃあお願い聞いてくれますか?」
臣「当たり前じゃん」
「………………もう少しだけ一緒に居て欲しいです
ひとりじゃ怖いから」
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壱馬Aちゃん、今何してる?
壱馬今日は余計な奴らが居ったから今度は2人で会いたいなーなんて
壱馬あ、もしかしてまだ臣さんと2人っきり!?
壱「はぁ、全然既読着かん。。。」
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作者名:Miku.kk | 作成日時:2021年8月13日 20時