5年越しの…-2- ページ32
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Aえーじゃあ遅刻じゃないですか
臣悪い悪い。俺に凄く会いたがってくれてるのに
Aそれは違いますけど。なんか変な男の人が居て
Aちょっと自意識過剰な奴に聞こえそうなんですけど、つけられてる感じがするんです
臣は?いつからだよ!?
A30分前くらいから。。。
A場所変えても着いてきてて、なるべく人のいる所に居るんですけど
臣ほんとに直ぐに行くから
臣どっか入れそうな所とかある?
A近くにスタバあるんでそこで待ってます
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人混みの多いカフェで登坂を待ちながらも変わらず着いてきてる男の人に終始ドン引きしてるA
(変質者?とかってこんな感じなんだ……
この感覚に比べたら登坂さんとか壱馬くん100倍マシだわ←
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そもそももっと美少女に行くものでしょ?なんで私なの…………)
今日はとことんついてないと思うA
(まぁ少ししたら登坂さん来るし、、、)
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スマホとにらめっこしながら待っている間も自由席なだけあって
初めは距離感をもって遠くに座ってた男がジリジリと近くに座り直してる気がして、ここで座っているのも正直怖い
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Aやっぱり外で待ってます
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それだけを送って席を立って一回人混みに紛れようと思い駅の周辺を歩くが
(やばいやばい、ついてきてるし。。。)
普段は基本強気なAでも流石の恐怖心に震える
(登坂さん早く来てよ、、、
お兄ちゃん助けてッ)
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男「ねぇ、君さっきからずっと1人だけど良かったら僕と一緒に遊ばない?」
舐め回す様に見てくる男を無視しながら歩いて逃げるが諦める事なく着いてくる
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(ムリムリッ、ほんとに気持ち悪いッ泣)
男「ね?君凄い可愛いから、お金も出すからッ」
ギュッ
臣「悪い、待ったか?
折角のデートなのにごめんな?で、俺の彼女になんか用?」
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正面からAに抱き着く様にしながら、丁度後ろに立っていた男に睨みを聞かせる登坂
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作者名:Miku.kk | 作成日時:2021年8月13日 20時