７、 ページ11
ソファにいる壱馬のとこに行く前に、
自分の部屋に戻って
クローゼットの奥にしまい込んでいたものを取り出す
小さな箱に入っているうちの一つを手に取り、
自分の右耳に着ける
鏡を見て、
自分の右耳にぶら下がるものに
気持ち悪いくらい二ヤツキが抑えられない
けど、どうせならかっこよく渡したいし、
両頬を軽くパチン、と叩いて
緩みを抑える
部屋を出て、
また携帯を弄っている壱馬の隣に座る
『かーずま。』
俺が座っても、
ゲームに熱中していて
こっちに見向きもしない壱馬の名前を呼ぶ
「はーぁい。ちょっとまってくーださーい。」
ゲームをセーブしてくれて、
やっと可愛い瞳に俺が写った
『はい。これ。』
「ん？」
背中に隠し持っていたものを
壱馬に渡す
『誕生日プレゼント。』
「え？だって、、ご飯作ってくれたじゃないですか、、」
『俺がそんなもんで満足すると思う？笑』
「いや、俺が十分ですよぉ、、」
『いいからいいから。開けてみて。』
小さい箱から開けた壱馬は
目を大きく見開いた
「、、え？、え？」
『ふふ。見て？』
戸惑っている壱馬に、
髪を耳にかけてさっきつけたものを見せる
『おそろい。片方づつ。笑』
「え、良いんですか？こんな、、」
『壱馬に買ったんだから、つけてくれなきゃ困るんだけど？笑
って言っても、お前まだ穴開けてないから今はつけれないけど。笑』
「片方ずつピアスつけるとか、憧れてたんです！
ありがとうございます！」
壱馬の奇麗な瞳が
ゆらゆらと揺れ始めた
『え？そんなに？笑』
泣くほど嬉しいの？笑
とうとうたまっていた涙があふれだして、
俺は壱馬を抱きしめる
『穴開けるときは、俺がやってやるから。
俺に言えよ？』
肩口に顔をうずめ、
涙を抑えようとしている壱馬の背中をポンポンと叩き
そう声を掛ける
すると、
声も出さずに、何度もコクコクと頷くのが分かった
しばらくそのままの体制でいると、
そっと顔をあげた壱馬
俺も一緒に手を離すと、
うるうるの瞳で見つめてきた
『ん？』
何か言いたげな壱馬に先を促そうと
頭に手をやってなでる
「ほんとに、ありがとうございます。
大好きです！」
そんな殺し文句と一緒に可愛い笑顔を見せてくれた壱馬は、
そのまま抱き着いてきた
『俺も。大好きだよ。
壱馬、誕生日おめでとう。』
「ありがとうございます。」
fin.
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kyoko(プロフ) - どのお話しもいつも楽しく読ませて頂いてます。腐の世界のパスワードを教えて下さい。 (2020年3月28日 10時) (
レス) id: 119c421020 (このIDを非表示/違反報告)
唯壱(プロフ) - コメント失礼します！2のRIKUさん希望です!! (2020年3月11日 22時) (レス) id: 9491b6fc12 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 2のRIKUさんがいいです！お話投稿頑張ってください！ (2020年3月11日 21時) (レス) id: 0263773771 (このIDを非表示/違反報告)
ライム - あとアンケートの岩田剛典君がいいです!!あんまこのコンビでは書かれていないので.........。 (2020年3月11日 19時) (レス) id: 73c5786c3d (このIDを非表示/違反報告)
ライム - miiさん» 分かりました!!これからも更新とか頑張ってください！ (2020年3月11日 19時) (レス) id: 73c5786c3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SAINTLAURENT | 作成日時：2020年1月1日 20時
