手紙 ページ39
[その部屋を活用して精神異常者の世話をお願いします。愛情たっぷり世話をしてくださいね。尚、彼女が就寝の際は誰かが一緒に付き添うようにお願いします。 ナイチンゲール]
そこまで読み終えるとピアソンさんは手紙を閉じて机の上へ置いた。
ピ「つーわけで、まァ……今日から嬢ちゃんはここで寝泊まりすることになるっつーことだ。」
手紙で聞いていたが、それがどういう意味を成すのかいまいちよく分からなかった私は、その意味を要約した内容をピアソンさんから聞いて驚く。
『そ、そんな…私なんか庭で寝させてもらえればそれで十分なんですが…。』
ナ「いや、お前くらいの年頃の子供が外で寝てたらビックリするわ………ウィリアムならやりかねねぇけど。」
ウ「確かに俺ならやりかねねぇな！」
ワハハ！とウィリアムさんが豪快に笑う。
お外で寝るのは私にとって普通なんだけどなぁ。
ふわぁ、と欠伸をするとマーサさんが「もう子供は寝る時間ね…ほら、そこのベッドで寝なさい。」と言われる。
眠気が来ると頭がふわふわとして思考回路がぼやけてしまう。
ろくに何も考えずに私はベッドの中に入って瞼を閉じた。
心地の良い肌触りのおふとんと、もふもふとしたベッドと枕に包まれると吸い込まれるように夢の中へ落ちていった。
ラックside
ベッドの中にAちゃんが入ってからマーサさんがしまった、というような顔をする。
マ「あの子、パジャマに着替えてないじゃない！」
急いで着替えさせようと皆がAちゃんの方を見るが、時すでに遅し。
すぅすぅという心地の良さそうな寝息がたっていた。
ピ「あーらら…ま、疲れてたんだろうなぁ。初日から２連試合だったからなぁ。」
ピアソンさんがそんなことを言っていると、部屋に設置された本棚から何か落ちる音がした。
振り返ると一冊の本が床に落ちていた。
ラ「な、なんの本だろう…？」
サ「裏面を上にして落ちてるから分からないな……ひっくり返して表紙を見てみるか。」
ナワーブくんがそう言って本に手をかけようとする。
が、その瞬間ふわりと本が浮かぶ。
ナワーブくんは予期せぬ出来事に驚いたのか、ビクリと震えたのが後ろ姿から見えた。
そのままふわふわと本は浮きながら空中を移動し、近くの机の上に着地した。
そして、何ページか開いたかと思うと本の近くのペン立てに立ててあったペンが、ひとりでに動きだして何かを本に書き出した。
ファンタジックな光景に僕たちは口をだらしなく半開きにすることしかできなかった。
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M(プロフ) - ぐうたら猫さん» 報告ありがとうございます！最近更新してないのに読書して下さりありがとうございます！！！修正しておきますね (2019年7月6日 0時) (
レス) id: 07364ca25c (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - ニャッスニャッス！誤字があったのでご報告に来ました。 祭司と占い師の中間、ハスターsideの台詞で信仰が進行になってました！ (2019年6月14日 1時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - コメント再度ありがとうございます！！！こちらこそ美味しいネタ提供ありがとうございました！！！！！ごちそうさまです！！！！！ (2018年12月25日 20時) (レス) id: 5e16966fb2 (このIDを非表示/違反報告)
ぐうたら猫(プロフ) - 美智子姐さんとヴィオレッタ嬢との絡み、めっさ可愛いです♪ バル爺ちゃんとの関係最高っした！ (2018年12月22日 10時) (携帯から) (レス) id: e6816c78e0 (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - ぐうたら猫さん» コメントありがとうございます！！！！じぃじと孫娘！？………良い関係だ……………。そのように書かせて頂きますね！ (2018年12月2日 16時) (レス) id: 5e16966fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2018年10月13日 1時
