酸化した舞台から飛び降ります。【A3!】

自己紹介 ページ5

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｢ただいまー｣

「……お邪魔します」

「ただいまですっ！｣

「……ただいま｣




寮に入ると、茶髪の髪にエメラルドの宝石の様な瞳を持った人と肌が褐色でいかにも外国人ですという人がリビング？に居た。




｢おかえ…り？｣

｢おかえりダヨー！｣

｢皆も疑問に思ってるだろうし、最初に自己紹介しよっか！｣




やっと自己紹介かぁ、少しの時間のはずなのに異様な長さを感じたような。
それに、名前も知らない人と同じ空間にいるのはすごい気まずいから助かった。




｢じゃあ、まずは座長の咲也君から！｣

｢ええっ、俺ですか！？｣

｢うん！頑張って！｣




……いづみちゃん、人事だなぁ。




｢オレは佐久間咲也ですっ！春組の座長をしています！花咲学園高校の3年生です！｣

｢………碓氷真澄、咲也と同じ高校の2年生。監督は渡さないから｣




ニコリと笑って大きな声で自己紹介をしてくれる佐久間先輩に対になるような形で笑わずにクールな表情のまま、軽くマウントをとる形で自己紹介をする碓氷くん。





｢ほらほら、 困ってるから！えーっと、俺は皆木綴っす！葉星大学の1年生でMANKAIカンパニーでは脚本も書いてるっす！｣

｢シトロンダヨー！春組に所属してるネ！ヨロシクねー！｣




……なんていうか、既にキャラが濃いんだけど気のせいかな。





「花園Aです。花咲学園高校の2年生で、碓氷くんとは同じ学年見たいです。
いづみちゃんに演技指導と助監督を頼まれて来ました」

｢うん、ありがとうね。あ、因みにAと私は従姉妹だからね｣




いづみちゃんがそう言うと各々、違う反応を見せた。
……なんでだろ、無性に悲しくなるのは。




｢ええっ！？｣

｢従姉妹……じゃあ後に血縁者になる。優しく、する｣

｢あ、でも確かに若干似てるかも…｣

｢糸こんにゃくネ？｣

「い、と、こ、だ！｣

｢オーケーオーケー！｣




この短時間でわかったのは皆木さんの苦労が絶えないって事かな。




「…いづみちゃん、春組って5人いるんだよね？
もう1人は？」

「今は仕事中だよ！エリートさんだから｣

「そっか」




知り合うより、知り合ってからの方が私にとっては苦痛。
人見知りだって言うのもあるけど前から他人との関わりなんてほぼなかったから余計に。





「そういえばウチの寮に入るって言ってたけど…
どこの部屋を使うんすか？｣

「……あっ、」

「ちょっといづみちゃん」

それはきっとダウト→←同じ制服の二人とは

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