３０．がんばらない ページ38
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「つーか、赤葦とは今さっき自己紹介してたから分かるけどAチャン、ツッキーと知り合いだったんだ？」
「ちょっと前に会っただけデスけど」
「右に同じく」
まだ休憩中の黒尾サンが話しかけてきたと思えば、ニヤニヤしながらそんなことを言い始める。
サラリと受け流しながらちょっとした経緯も何も説明をせずに、ただ知り合いだっただけと言うことを伝えた。
「そういう黒尾さんこそ、白鷺さんと知り合いだったんですね〜」
「風評被害」
明らかに煽るような態度で黒尾さんにそう言うと相変わらずの胡散臭い笑みでまた口を開いた。
「いーや？
俺は知り合いっていうか幼なじみに近い感じのやつ。そのせいか、研磨とも仲良いしな」
「……黒尾サン抜きで話したことないデスけどね」
「んー…ま、暇があったら話しかけてやって。
俺の勘だと研磨とAチャン、絶対に気ィ合うから」
「うん…？」
黒尾サンの勘は別に疑ってないし、逆に信じてもないんだけどなあ。
またストレッチを始めて打つ気満々のぼくとさんが途端に私の手首を掴んでアタックラインまで引っ張って行く。
「シラサギ！トスくれ！」
「わたし、マネージャー」
「いや、俺の勘は当たる！」
ちらりと赤葦を見ると何気に乗り気なようでこっちに向かってふわり、とAパスのような感じでボールを投げてきた。
高さとかネットからどれだけ離れてるとか、本職じゃないし知らないけど多分。
助走の歩幅、なんとなくのジャンプ力、振りかぶった時の打点。
ここが、ドンピシャ。
「…………シラサギー！！！！」
「はぁ…木兎さん。白鷺が死ぬのでやめてあげてください」
打った感覚と微かな痛みが手のひらからジンジンきてるのか、それともドンピシャだったのか。
よくわかんないけど、日向みたいな顔をしながら飛びかかってくるぼくとさん。
「マネージャーじゃなくて今からセッターになったらどうですか、白鷺さん……って、まさか、」
「突き指した」
「嘘だろ！？
Aチャン、テーピングどこ！」
「持ってくる」
「怪我人は休め！」
テーピングが入った救急箱の場所を言うとダッシュで取りに行く黒尾サン。
えぇ、過保護〜……。
「まぁ、準備運動も無しにいつもはマネージャー業務こなしてるのに急にトスあげたらそうなるよね」
「予想してたんなら止めて、赤葦」
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ろい(プロフ) - ヒナさん» 果たしてオチはあるのか…？？（すっとぼけ顔）コメントありがとうございます、更新頑張ります！ (2020年6月24日 21時) (
レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 落ちはあるのか…？あるなら白布がいいなぁ、夢主可愛い！更新頑張ってください！ (2020年6月7日 12時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - ryonさん» 可愛いですよね分かります（真顔）。応援ありがとうございます！ (2020年3月8日 13時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
ryon - え？夢主ちゃんて、可愛いすぎ、、 めっちゃ応援してます！ (2020年3月6日 9時) (レス) id: 89b2666c2a (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 青い夕日さん» ありがとうございますううう！！自分で書いてて言うのもなんですけど夢主ちゃん可愛いですよね！！更新頑張ります！ (2020年3月5日 22時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろい
| 作成日時：2019年3月8日 22時
