１２．がんばらない ページ17
．
「これよりィ〜？？Aチャンの質問大会をしたいと思いまース！」
「………」
ハイテンションなのは天童さんだけ。…かと思いきや、みんな思ったより乗り気らしい。
ほら、
「…帰る」
「ふざけんな」
渋々座ってたけど、嫌な感じがしてその場から立つ。すると両手首を
頼み込んだら離してくれそうなーー川西を見つめる。すると珍しくもポッと顔を赤く染めた。…うわ、人選ミス。
「こ、告白はまっ、」
「は？」
ガチトーンで言うと川西は静かに黙った。
「じゃあAさん！」
「なに」
「質問していいですか！？」
「え、本気でするの？」
てっきり冗談とばかり。
いい笑顔の五色を見つめつつ、無言でいると瀬見さんが口を開いた。
「んー、でもさ。これから支えてくれるチームメイトになるんだし、知ってても不便はないだろ？」
「！！
……別に、いいデスけど」
「ん、あんがとな」
急に仲間扱いとかやめて欲しい。…慣れてないんだから。
「では、第1回Aチャンの質問大会を開催するヨ！
じゃあ、Aチャンに質問がある人はー？」
……ただ天童さんが仕切ってるのは気に入らないけど。
「はい！Aさんの誕生日はいつですか！？」
「10月31日」
「ハロウィンなんだな」
「…ハロウィンだからって言っても特に何も無いけど。強いて言うならお菓子貰える」
そう言えば、と。ポケットから貰った飴を貰って口に放り込む。
「誕生日じゃなくてもいつも貰ってるだろ」
「うん」
「エッ、そうなの！？」
「こいつ、無駄に貢がれてるんで」
騒ぐ天童さんに私を親指で指さして何かを言う白布。
それは聞こえないフリして、幼い頃の誕生日基い、ハロウィンの日のできごとを思い出す。
……あんまいい思い出ない。
「白鷺、家族構成を教えてくれ」
「両親に…兄が1人」
兄がいることを言うべきか柄にもなく躊躇った。
まぁ、仲間らしいから。
「へー、お兄さんいるんだな」
「まぁ」
脳裏にその姿が浮かんで少しだけ気分が下がる。
「Aチャンに似てるの！？」
「性格だけ、まず似たくないデス」
好きじゃない、嫌い、大嫌い。
「じゃあテスト勉強の方法」
私の心中を読み取ったのか、白布が強引に話を変えてくれた。…話題はあれだけど。
．
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ろい(プロフ) - ヒナさん» 果たしてオチはあるのか…？？（すっとぼけ顔）コメントありがとうございます、更新頑張ります！ (2020年6月24日 21時) (
レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 落ちはあるのか…？あるなら白布がいいなぁ、夢主可愛い！更新頑張ってください！ (2020年6月7日 12時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - ryonさん» 可愛いですよね分かります（真顔）。応援ありがとうございます！ (2020年3月8日 13時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
ryon - え？夢主ちゃんて、可愛いすぎ、、 めっちゃ応援してます！ (2020年3月6日 9時) (レス) id: 89b2666c2a (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 青い夕日さん» ありがとうございますううう！！自分で書いてて言うのもなんですけど夢主ちゃん可愛いですよね！！更新頑張ります！ (2020年3月5日 22時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろい
| 作成日時：2019年3月8日 22時
