信用と思い ページ30
三葉「Aの言う通りだ。それと二人同時はだめだ」
三葉「訓練に失敗して、二人同時に暴走したら手がつけられない」
君月「優が俺をとめりゃいいんだろ」
パチッと双剣を抜こうとする君月の手を阻止した優ちゃん。
優「俺が先〜!」
刀の部分を手に持ち、優ちゃんは口を開いた。
優「さあ、俺の血を吸え阿朱羅丸!!!
俺と強くなろうぜ!!!」
優ちゃんの手から血が出て、優ちゃんは何処か不気味な声を出した。
『優、ちゃん?』
優「う……あ」
ギュルっと目の色が変わり、私は思わず蛍丸を出した。
三葉「始まった!!!暴走の場合はすぐ来るぞ!!!
戦闘準備!!」
与一「え、え」
『ほらほら、早く』
君月「ちっ、卑怯だぞ、優!!」
シノア「さ〜て、どうなるでしょうか〜」
優「ぐう、うううう…う」
また不気味な声を上げて、優ちゃんはドサリと地面に向かって倒れた。
君月「……へ?」
与一「優くん!?」
『優ちゃん!』
私はすぐさま優ちゃんに駆け寄る。
君月「…これ、どうなった?また暴走すんのか?」
シノア「さぁ〜?初動で暴走しなかったのはひとまず安心ですが、鬼と融合できるまで、まだ二十時間くらいはかかりますからねぇ」
『長い…』
君月「二十時間!!?」
シノア「はい。その間いつでも暴走の危険性があるので街中でのこの修行はできません」
『だから、中心部街中から離れたんだ』
三葉「…その間、仲間のあたしたちがこいつを見守るんだ」
蛍丸「(人間を信用しないで。
信用しちゃいけないよ、A)」
『っ………』
シノア「ではでは、ここで夜明かしになると思うので、たき火の用意とかしましょーかー」
『??
君月、どうかしたの?』
少し様子が変な気がする…。
君月「おまえら、さっきから仲間仲間言ってるが正直、俺はその言葉を信用できてない」
三葉「……なんの話だ?」
君月の言葉を聞いた与一が少しだけ目を見開いているのが視界の横に映った。
君月「俺と与一は軍の上層部_____柊の奴らに尋問を受けた」
君月「聞かれたのは、”あの戦場で何があったか”だ」
『それで?なんて答えたの?』
君月「シノアに命令された通り、何も知らないで通した。それが正解か?」
シノア「ええ、正解ですね」
『まぁ、君月の意見は納得だよ。
いつまで秘密が正解なの?このまま、仲間にも秘密にするのが正解だって言うなら、私は仲間だとは思わないよ』
正直に思いをぶつけた。
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まゆ - 続編おめでとうございます^_^面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年4月1日 23時) (レス) id: 406c27ad01 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - シオンさん» コメント、ありがとうございます!そうですよ〜!刀剣乱舞の蛍丸をイメージにしています (2018年8月12日 21時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 最初から読ませていただきました!面白くていいと思いました!更新頑張ってください!それと質問で、夢主の黒鬼装備の鬼って刀剣乱舞の蛍丸ですかね? (2018年8月12日 12時) (レス) id: c7ded62622 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 五月七日さん» ありがとうございます! (2018年7月26日 21時) (レス) id: 221a5d6f5e (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです!応援してます!更新待ってます! (2018年7月26日 20時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろい | 作成日時:2018年7月11日 14時