フ〜ン？ ページ10
カップを手に取り紅茶を飲む
一息ついたところで目の前のアラスターを見る
「マイディアどうかしましたか？」
「…ずっとマイディアと呼ぶの？
ベストフレンドでも意味は同じだから
そっちの方がなんだかいいわ」
「………」
そう言えばアラスターは
口角を少しあげただけで冷めたような目を
こちらに向けていた
それにドキリとして視線を思わず泳がせた
「たしかにそんなに会っていないけれど
揶揄うならそっちにしてほしいわ」
「私は………まあ、いいでしょう
A、もっと面白い話をしましょう」
伏せた目を瞑り
何かを考えたアラスターがまた笑顔で首を
傾げながらそう言った
「面白い話…ねぇ……
それなら一つ有名どころを言おうかしら
顔の中に二つある花があるわ
一体なにかしら？」
「顔の中に二つ？」
少し首を傾げ考えるアラスター
「チューリップよ！！！」
「！！」
びっくりしたような感じで目を見開きこちらを
凝視するアラスターにちょっとたじろいだ
ちょっと言うのが早かったかしら
「はっはっはー！！
トゥーリップスの発音と近しいチューリップ！
いやぁ！！実に素晴らしい
なんとも幼稚でAにピッタリな話しだ」
「………」
大きな口を開けて笑ってはくれたけど
なんかディスられた気分だわ
いや、多分ディスられてる
「アラスターが面白い話っていったのよ…
最近身近で起きた話しなんてないんだもの
…ここに来る以外に私は外に出ていないし」
「おや？そうなんですか？」
「えぇ そうよ
ほとんど家に篭りきりね
なにせ…いや、なんでもないわ」
ダディーが過保護だからってそれを理由に
するもんじゃないわね
今だってダディーに言って森に来てるわけだし
「笑ってくださいA」
「アラスター…」
口角を上げるしぐさらをするアラスターに
ほっこりして私も口角をあげる仕草をして笑う
そこへガサリと音が聞こえたので
そちらへ向くと1人の少年がこちらを覗いていた
「あ……ごめんなさい」
「あらあら、まあまあ
あなた、どこの子かしら 迷子になったの？」
立ち上がり少年のもとまで歩いていく
そうすると更に怯えたようにら体を縮こませていた
「あら、そんなに怖がらないで坊や
お姉さんが助けてあげるわ」
少年の視線と合わせるためしゃがみこみ
頭を撫でてあげれば遠慮がちにこちらに顔を向けた
「…迷ったんだ」
「そうなのね」
やらわかい金髪が癖っ毛なのか
とってもふわふわしてるわ
「面白くないですね」
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どどんこ(プロフ) - ：柄乃空ちゃん：さん» ありがとうございます。柄乃空様！拙いものではございますが少しでも楽しんでいただけましたら幸いです。また、返信遅くなりましたこと申し訳ございません。引き続きよろしくお願いいたします (4月21日 22時) (
レス) id: c5997018ae (このIDを非表示/違反報告)
：柄乃空ちゃん： - 神作の予感✨更新頑張って下さい！ (2月16日 2時) (レス) @page1 id: b670a6340b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どどんこ | 作成日時：2024年2月15日 22時
